うつ病生活

うつ病になった私の、1番の依存先

職場で直属の上司から、
パワハラを3ヶ月間受け続けて、
うつ病を発症し、
医師から休職を勧められたものの、
自分が仕事を休んでしまったら、
職場に迷惑がかかってしまうと思い、
その後も約7ヶ月間は、

精神科に通院しながら頑張って働き続けた私が、

「もう、こんな職場では働けない!!」

と、
私の受けたパワハラに対する会社の対応に絶望し、
職場を休職したのは、
今年の2月のことでした。
(この職場は3月末で退職しました)

休職に入ったその日から、
それまで1日12時間程働いても、
大丈夫だった私の体は、
ベッドの中で指1本動かせない状態となり。

ただひたすら、
頭の中で何度も何度も、
職場で起きたパワハラにまつわる一連の出来事が、
繰り返し再現され、
その出来事を思い出す度に、
その時の感情まで再現されて、
更にうつ病が悪化してしまう、
といった悪循環に陥っていた私は。

何とか自分の思考を、
パワハラに纏わる出来事から引き剥がしたい、
と思っていたのですが、
自分の意志だけでは、
その願いを叶えることは出来ませんでした。

だからといって、
ベッドの中で指1本動かせない人間が、
気分転換に出掛けたり、
テレビや映画や本などを見たりなど、
出来るはずもなく、
ただ一つ出来た唯一の思考転換法が、

スマホでただひたすら動画を流し続ける

というものでした。

テレビのスイッチを点けて、
テレビから流れてくる音声を聞くことでさえ、
この時の私には、
体力が無くて難しかったのですが、
スマホを枕元に置き、
YouTubeの動画を流し続けて、
その音声を聞き続けることだけならば、
最初のボタン操作だけ出来れば、
後は何もしなくても良かったため、
何とか実行することが出来ました。

テレビと違い、
YouTubeの動画は夜中だからといって、
流れてくる番組が途切れるなんてことは無く、
この時に私が住んでいたアパートは、
無料のWi-Fiが設置してあり、
使用量無制限で、
データ通信量を気にする必要も無かったため、
私は自分のベッドの中でみじろぎもせず、
ただひたすら、
どうでもいいYouTubeから流れてくる音声に、
耳を澄ませていました。

それでも、気がつけば、
いつしか思考は職場で受けたパワハラの出来事に、
移り変わってしまっていましたが、
そのことに気付くたびに、
また、YouTubeの動画から流れてくる音声に、
意識を向け直していました。

画面を見る程の体力は無かったため、ひたすら音声を聞いていました。

この時の私は、
やむを得ずトイレに行く時でさえ、
スマホを傍から離すことが出来ませんでした。
(ちなみにお風呂には殆ど入っていませんでした)

そう、この時の私は、

立派なネット依存者

だったのです!!

依存というと。

何だか悪いものに聞こえがちだと思うのですが。

ネットが無ければ四六時中、
自分が職場で受けたパワハラを、
脳内再生してしまっていたであろう私にとっては、
私の思考を辛い記憶から解放する、

ただ1つの救い

でもありました。

ただ心優しい、
私のブログを読んでくださる皆さまに、
ご心配をお掛けしないように付け加えておくと、
その状況から4ヶ月が経過した今では、
トイレにスマホを持ち込む程のネット依存は、
しなくなっております。
(そしてお風呂には入れるようになりました)

それでも時折、ふっと、
職場で自分が無下に扱われた出来事を思い出して、
自然に涙が溢れてくることがあり。

6月に引越してきた現在居住する団地には、
無料のWi-Fiなどなく、
自分のスマホのデータ通信残量が無くなったら、
そんな涙が出てきた時に、
気を紛らわす動画視聴が出来なくなるため。

スマホのデータ通信残量は、
かなり気にして過ごしています。

実は、このネット依存には、
ちょっとしたASDこぼれ話がありまして。

今住んでいる団地は割と田舎にあり、
前に契約していた携帯会社の回線では、
電波が弱く、
ネット接続に不安があったため、
現在は1番電波が強かったdocomoに、
携帯会社を乗り換えているのですが。

この携帯会社の乗り換えを検討する際、
当時はまだ、
うつ病の倦怠感により、
身体を動かすことが難しかったにも拘らず、

引越し先でネットに接続出来なかったらどうしよう?

との不安に駆られた私は、
居ても立っても居られなくなり、
重い身体を無理矢理引きずって、
引越し先での、
電波の強さ調査を行うことにしました。

その調査方法は、というと。

まず1ヶ月単位で契約可能な、
乗り換えを検討している回線を新規で契約し、
デュアルSIM状態に変更。

デュアルSIM状態とは、1つのスマホで2つの携帯会社の回線が使えるようになっている状態です。
※電話番号も2つ持っている状態になります。

普段使っている携帯会社の回線を主回線、
乗り換えを検討している携帯会社の回線を副回線とし。

自分の引越し先の行動範囲の中で、
どちらの電波の方が強いかを、
実際にスマホを持って回って調査しました。

そして、その結果。

docomoの電波が1番強かったため、
引越し前にdocomoの回線に乗り換え、
安心して引っ越すことが出来たのですが。

この調査を行った日の夜から2日間位は、
うつ病からくる倦怠感で動けなくなりました…

でも、やっぱり、
改めて振り返ると。

この時も思ったことなのですが。

ASDの特性>うつ病の症状

なのだなぁ、と感じます。
(私だけ、なのかも知れませんが)

社会で生きていく上で発生した障害(うつ病)より、
持って生まれた障害(ASD)の方が、
(自分で勝手に)追い詰められて取る時の行動に、
大きな影響を与えるのかな?

なんて考察しつつ。

ブログを書いてアップする位なら、
データ通信量があまり減ることは無いだろうと考え、
このブログを書きました。
(はい、まだネット依存継続中です)