社会との関わり方

少しづつ実を結ぶ、職場環境の改善

新しい芽吹き

一昨日のこと。

わたしは仕事のやり方で、
部下の1人と揉めてしまいました。

その部下とは今までも、
何回か揉めたことがあったのですが、
その度に話しかけても、
ソッポを向いてわたしを無視するので、
わたしは彼女の書類に口をだすの、
本当はとってもイヤだったんです。

でも、わたしは彼女の上司で、
彼女の作った書類に、
責任を持たなければいけない、
立場の人間なので、
内容がおかしいと思った書類を、
そのままにしておくことは、
出来ませんでした。

だから、不明な点を、
確認しようと彼女に質問したら、
思った以上に激しい反発を受けて、

「やればいいんでしょ!やれば!!」

と言われて、
私が手に持っていた、
彼女が作った書類を取り上げられて、
また、ソッポを向かれて、
無視されてしまいました。

すごーく、すごーく、
イヤな思いをしたのは、
いつもと一緒だったのですが、
いつもは悲しくなるだけなのに、
その時は怒りが湧いた、
ということだけが、
いつもと違っていたところでした。

そういえば、
書類の内容を確認に行く時も、
いつもならすごく勇気がいるのに、
この時は

「ただやらなければいけないことをやる」

という、
自分の中に芯のようなものを感じて、
いつもほど相手に対して、
怖い気持ちは持っていませんでした。

まぁ、一方的にキレられて、
話が終わった後は、
精神的ダメージが大きくて、
次の日までほとんど、
食欲が無くなってしまったのですが。

それでも、これは、
私にとってかなり大きな違いで。

今日も彼女の書類の間違いを、
指摘しなければならなかったのと、
以前私が通した彼女の書類に、
間違いがあったことに、
今日気付いたので、
昨日1日私のことを無視していた彼女に、
話しかけなければ、
ならなかったのですが、
今回も前ほどの勇気は、
必要ありませんでした。

以前私が通してしまった、
彼女の間違いがあった書類は、
私が通した時点で私の責任になるので、
間違いを見つけることが、
出来なかったことを彼女に謝って、
お客様に書き直しを、
してもらわなければならないので、
私が間違いを、
見落としてしまった書類なので、
私がお客様のところに、
謝りに行くことを伝えたら、
彼女は自分がやるからいい、
と言ってくれました。

わたしはそのお客様に以前、
書類の煩雑さで、
苦情を言われたことがあったので、

「じゃあ、怒られたら、
すぐに私が謝りに行くから教えてね」

と言ったら、

「大丈夫ですよ」

と、そっぽを向きながらも、
少し笑ってくれた気がして、
そしてその後は彼女の方から、
話しかけてくれることもあって、
私はとっても嬉しくなりました。

私が以前よりも怯えずに、
彼女の仕事の誤りを伝えられたこと、
その後また無視されても、
以前ほど怯えずに、
彼女に話しかけることが出来たこと、
とてもとても嬉しい、
自分の変化です。

そして、
そんな変化を支えてくれたのは。

彼女のあまりに、
私に対する態度の悪さを見て、
彼女と仲の良い部下が、
私にこっそり言ってくれた、

「すみません」

の言葉と、
私と部下が揉めるのを見ていて、
気遣ってくれた、
課長補佐のサポートでした。

少しずつ、少しずつ、
わたしに優しく、
変化してくれている世界。

私が4か月以上という時間をかけて、
自分に敵対する人に対して行ってきた、
争わない世界の構築

少しずつ、実を結んでいるのだと感じて、
嬉しくなった出来事でした。