回想録

世界から孤立していた私の2023-2024

オフィスで話しかける女性

またしても、とても、
お久しぶりの記事になってしまいました。

こんなに間が空いてしまっている私のブログを、
見に来てくださっている方がいるのなら、
本当にありがたく思います。

そして、タイトルの内容に戻るのですが。

実は、私、2024年の3月に、
ブログタイトルに冠している、
"係長"という職名から1つ昇進し、
"課長補佐"という役職に就いておりました。

私が勤めている会社の部署は、
"課"という単位に分かれているのですが、
(人事課、営業課、総務課、経理課、といった感じ)
その課の中で偉い役職を上から数えると、

課長>課長補佐>係長>主任>係

といった序列になります。

そう、私は…

課の中で2番目に偉い役職

に就いていたのです。

これは、私にとって、かなりなチャレンジでした。

なぜなら、係長までは、
主に"仕事のやり方"という観点から、
部下を指導すれば良かったのですが、
課長補佐になると、
主に"人材の育成"といった観点から、
部下を指導しなければならなくなるからです。

聞いてて、思いませんか?

あ〜これ、ASDのニガテなやつ

だって。

なぜなら、もともと他人に興味を持たないASD。

人のことに構っているくらいなら、
自分のことに邁進したい

っていう気持ちが強く、
人を気遣うのは、基本得意ではありません。

でもね、私は、
この昇進の申し出を受けた時に、
思ったのです。

私、きっと出来る

って。

なぜなら。

他人を自然に気遣うことは、
私には出来ないけれど、
過去の辛かった自分と、
同じような境遇で苦しんでいる人に、
寄り添うことは出来るから

ASDの私でも"意識的"に気をつけていれば、他人を気遣うことは出来ます。
ちなみに、ここで使っている「他人を気遣う」という意味は、
誰かの誕生日を覚えていてお祝いの言葉を贈ってあげたり、
顔色が悪い相手に対して「具合悪そうだけど大丈夫?」と声がけするといった、
定型発達の人達が"自然に"みせる相手への優しさ、といったものになります。

だから、その年に、
会社を上げて全支社で一斉に行う、
大型プロジェクトが控えていて、
私の就く役職は、
そのプロジェクトの、
各支社の代表責任者になることが、
あらかじめ決まっていた役職だったため、
あまりの大変さから、
その役職に就くのを嫌がる人が多い状況だったけれど、
私はすぐに引き受けました。

仕事面では、
能力的に不足することは無い自信があったし、
人材育成という面では、
私はこの支社に転勤してきた2年の間、
あまり働かない、
課長補佐の仕事をカバーしていたお陰で、
実質、私が、
新卒で採用された子の、
面倒をみていたようなものだったけれど、
その子とも、他の部下とも、
良好な関係を築けていたからでした。

オフィスで話しかける女性

そして、何より。

本来なら貴女(私)には、
来年(2025年)3月に、
転勤してもらう予定だったけど、
その役職を引き受けるなら、
再来年(2026年)の3月まで、
今の支社に居ていい

と、
課長から言われたからでした。
(この話は2024年の1月頃にされました)

課長が私にそう言ってきたのは、
2023年に課長から、
転勤希望の意向を聞かれた時、
私はその年に脳梗塞で倒れた一人暮らしの母に、
何かあった時のために、
なるべく母の家に近い支社での勤務を、
希望していたからだったと思うのですが。​

この出来事の後、
脳梗塞で倒れて急きょ入院した母のために、
病院に必要なものを届けたり、
病院から送られてくる請求書を受け取って、
毎月入院費用を支払ったり、
(2ヶ月目から母の預金から支払いました)
母の入院は5ヶ月に及ぶ長期のものだったため、
誰も住んでいない母の家が荒れないように、
毎週末、
母の家の様子を見に行ったり、
といった、
かなり母に対して、
献身的な行動をとっていた私だったのですが。

母の入院した2022年6月初旬から、
母が2022年11月に退院後、
初めてお盆である、
2023年8月中旬までの間に、
母が私に対して行った言動により。

私は母に対して、
自分から連絡を取らない、
面倒をみない、
ということを、
心に決めて実行していました。

だから、本当なら、
母の家の近くにある支社で勤務するために、
わざわざ大変だと分かっている役職に、
就任する必要は無かったのですが、
私には、
自分の人生の最期の時に、
自分の人生が幸せだったと言うために立てた、
大きな目標がありました。

そのために、
私は現在通っている絵画教室に通い続けたくて、
そのためには、
その絵画教室から遠い支社には転勤したくない、
との思いから、
私は課長が考えていたであろう、

母の近くに住んで母の面倒を見なければいけない

という理由とは違った理由で、
皆んなが嫌がる今の役職を引き受けたのでした。

でも、このことが。

私が世界から孤立する、
大きな1つの要因になったのでした…

とても長い話のため、

『世界から孤立していた私の話1〜手放した1つの世界』
ブログにお越しいただきありがとうございます^^ ASD(自閉スペクトラム症)当事者女課長補佐 鹿島じゅんです。 私の発達障害に関する診断結果→コチラです。 専…

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に続きます。