セラピー/カウンセリング

発達障害グレーゾーン改善のために必要な人生の棚卸

先日の発達障害専門カウンセリングで、
私は人生の棚卸というものを実施しました。

これは、
初回の発達障害専門カウンセリングで書いた、
私の人生の棚卸表です。

Q1 自分の人生に満足していないところ、変えたいところはどこですか?
A1 人とぶつかるところ、人が怖いところ

Q2 自分の人生に満足しているのは、どんなところですか?
続けたい増やしたいと思う事は、どんな事ですか?
A2 好きな事に没頭できる環境と、尊敬できる指導者に出会えたところ。
続けたい事は絵を描くこと。
増やしたいのは、絵画教室の仲間。(ブログでの発信)

Q3 何を心から楽しんでいますか?何を嫌っていますか?
A3 楽しんでいるのは一人でいる事。絵を描くこと。
嫌っているのは制限されること。

Q4 自分の長所は?
A4 1つの事に対する集中力。真面目さ。

Q5 自分の短所は?
A5 融通がきかない。1つの事にこだわる。頑固である。

Q6 望み通りの人生を送るとしたら、どんな人生を選びますか?
A6 絵を描いて、人を観察し、思索する事。
(人の役に立つ事)
(自分が楽になった方法を発信する事)

Q7 失敗しない保証があれば、何をやってみたいですか?
A7 絵を描いて暮らしたい。

Q8 死ぬ前に経験したいこと、やり遂げたい事はなんですか?
A8 人の心を動かす絵を描きたい。

こんなことを、
私は初回のカウンセリングで書いていました。
Aのところに、
(カッコ書き)で書いてあるのは、
今回の発達障害専門カウンセリングで、
私の現在の心境を聞いたカウンセラーから、
追加で書くように言われた分です。

Q1に対する答えには、
職場のお局部下と揉めた事がきっかけで、
発達障害の検査を受け、
人と揉める人生を変えたいと望んでいた私の、
とても切実な思いが書いてありました。

けれど今、人付き合いは技術だと知り、
表面上だけでも、
お局部下と上手く過ごせている私は、

「あぁ、こんな事を悩んでいたなぁ」

と、他人事のように、
その答えを眺めていました。

そして発達障害専門カウンセリングを、
本格的に受けるようになってから、
まだ3か月しか経っていない事に驚きました。

たった3か月の間に、
一時期は、
食事も喉を通らない程に私を悩ませた、
お局部下との人間関係が、

「私を無視して言う事をきかない」

から、

「何とか日常会話を話すようになり、
自分の思っている方向に、
彼女の思考を誘導できるようになった」

という状況にまで、改善していたからです。

そして、自分の長所短所をきいてきた、
Q4、Q5に関しては、
私は現在絵画教室でデッサンを描くときに、
なくてはならない自分の資質として、
大切に思っているところでした。

そして、Q2、Q3、Q6、Q7は、
発達障害脳をアートで改善しよう、
と決めた私が、
現在の自分の人生で、
すでに実行していっている事が、
書いてありました。

ただQ8の答えとして書いた事については、
私は出来ていないと考えていたのですが、
その事をカウンセラーに伝えると、

「私は以前、
あなたの絵を写真で見せてもらって、
心を動かされましたよ」

と言われました。

私の思う【心を動かす】とは、
違う感じはしましたが、
それでも力を込めて言ってくれた為、
私は有難く、
その言葉を受け取ることにしました。

そして、少し甘く見てはありますが、
あんなに、
生きるのが辛いと思っていた私の人生は、
実はちゃんと自分の望み通りの方向に、
着実に進んでいる事を知りました。

多分、自分一人で抱え込んで、
自分の力だけで何とかしようとしていたら、
私の人生は今も、
Q1の質問のところで、
止まっていたことでしょう。

発達障害グレーゾーンの私には、
定型発達者が、
成長する上で当たり前に学んでいく、

「人付き合い」

という技術を、
人に教えてもらって覚えていかないと、
自分の力だけでは、
学び取る事が出来ないからです。

でも逆にいうと、人に教われば出来るのです。

だから今、人間関係で悩んでいる、
発達障害グレーゾーンの人達にはぜひ、
ソーシャルスキルトレーニングを、
学んで欲しいと思います。

私が楽になれたように、
きっとあなたも楽になる事が出来るから。

そして、
今まで理解不能な人間関係に費やしてきた、
自分の労力や時間を、
発達障害グレーゾーンの性質を活かす為に、
費やす事が出来たなら、きっと、
発達障害グレーゾーンの自分が好きになる、
幸せな人生が送れると思うのです。