セラピー/カウンセリング

人の心に寄り添うために一番必要なもの

人の心に寄り添う資格

私はきちんと対人支援出来る人になりたくて、
昨年の秋に通信制の大学の、
心理学科の3年に編入したのですが、
なかなかレポートを書くことが出来ておらず、
2年で卒業出来るか怪しくなっています。

そんな中、私の知り合いの方が、
日本で始めての心理職国家資格である、
「公認心理師」の資格を、
取得したことを知りました。

正直…
もっのすごく羨ましかったです!!

自分と同じように辛い経験をしてきた人の、
心に寄り添う仕事をしたい、
思っている私にとって、
ちゃんと対人支援を学んで活用出来ると、
国から証明してもらえるこの資格は、
とても欲しい資格の一つ。

私がその資格を取得しようと思ったら、
順調にいっても最低4年はかかります。

そして、今の仕事を続けながらの学びでは、
実習などに参加することが出来ないので、
仕事は辞めなければなりません。

そうなると、私は独身のため、
収入源が無くなって生活出来なくなり、
学べなくなってしまうという、
本末転倒な状況に陥ります。

資格取得を目指すなら働けない、
働けなかったら資格取得の勉強は出来ない、
悩んだ思考が堂々巡りを始めます。

そんな時にフッとよぎる、

「私も働きながらではない形で、大学で学びたかったなぁ」

という、今更考えてもどうしようもない思い。

どうしようもないことを考え出すと陥る、
ネガティブな思考のループに、
しばらくはまってしまったのだけど。

そんな時に送られてきた、

「ヒプノセラピーをしてもらえませんか?」

という友人からのメール。

実は私は以前、
自分が憧れていたイメージトレーナーさんが、
ヒプノセラピストの資格を持っていると知って、
米国催眠士協会(NGH=National guild of hypnotists)と、
米国催眠療法協会(ABH=American board of hypnotherapy)の、
ヒプノセラピストの資格を取得したのでした。

ヒプノセラピストの資格
この友人のメールで、
私は自分が持っていないものにばかり、
目が向いてしまっていて、
自分が持っているものに、
目を向けるのを忘れていることに、
気付きました。

危ない、危ない。

自分が欲しいもので、
持っていないものもたくさんあるけれど。

今まで自分が生きてきた中で、
身につけてきたものも、
経験してきたことも、
ちゃんとあるから。

資格があるから人の心に寄り添える。

なんてことは、なくて。

資格はなくても、
今までの自分の経験で、
自分と同じように、
辛い思いをしている人に対して、
自分の存在の精いっぱいで、
寄り添うことは出来るから。

今の自分で出来るだけのことを、
させてもらおう。

そんな風に、
自分の思考を切り替えることが出来ました。

人を癒せるのは人の存在。

これも、過去の痛い経験から、
身をもって知ったこと。

それは、心理の資格がなくても出来ること。

だから。

心理の資格が無いことに、
コンプレックスを感じている時間があるなら。

ヒプノセラピーを友人にさせてもらうまでに、
しっかり自分の心と体調を、
整えることに時間を使って、
ヒプノセラピーを行う時には、
友人の心にしっかりと寄り添って、
自分の精いっぱいで、
させてもらうと思いました。

ヒプノセラピーセッション

そして、ご依頼をいただいていた、
ヒプノセラピーセッションの日。

ヒプノセラピストとして、
心に寄り添えるように努めながら、
クライアント様の悩みを聞きました。

でも人の悩みは色々あって、
クライアント様の状況によっても、
必要なセラピーは違っていて。

結局、ヒプノセラピーも行ったけれど、
フォーカシングや、
エンプティチェアーワークや、
エリクソン・コーチングといった、
私が今まで学んできた様々な心理セラピーを、
全て出し尽くしての、
セッションとなりました。

最後には、
私の人生の体験談まで話させていただいて。

私、色々学んできて、
色々な経験をしてきて良かったなぁ、って、
今日のセッションでつくづく思いました。

自分にはちゃんとした心理の資格が無いと、
親に大学に行かせてもらえなかったことを、
悲しんだこともあったけれど。

今日のセッションでは、
大学ですんなり、
心理学を学べなかったからこそ、
様々なセラピーを体験してきた、
そんな私の経験を活かすことが出来たから。

私はやっぱり私の人生で良かった!

そんな風に、自分の人生を、
大肯定することが出来たのでした。