愛着障害

感じた声

昨日は、夜中の2時くらいに目が覚めて。

「あ〜どうしよう、明日は長距離運転するのに眠れないよぅ」

と布団の中でモンモンとしていたら、
お昼に4時間寝ていたことを思い出して、
それは眠れないわ、と納得しました。

でも、
布団から起き上がって何かをする気にはならず。
布団の中で年末の帰省にまつわることを、
つらつらと考えていました。

私はそんなに耳は良くありません。

でも一日中テレビを見ている父が、
大音響で音を流すため、
実家にいると神経がイライラします。

もっと音を下げて欲しいというと、

「ここは俺の家だ。なんでお前たちに合わせなきゃいけないんだ、嫌ならお前たちが出て行け」

と怒り出します。

だから私は、
実家に帰省する時には、
耳栓を持っていくことにしています。

さらに父が、
兄の財布からお金を抜き取っていた事があったため、
寝る時には財布を隠して寝ています。

そして以前、母のいない時に、
シングルマザーでお金の無かった私に対して、
自分のパチスロ代欲しさのために、

「金をよこさなければ孫の面倒はみない」

と脅迫してきた父に対して、私が本当に心を開くことはありません。

当時私の子供は保育園児で、子供を両親に見てもらわなければ働けない状況でした。

こんな状態なので、
実家で私の気が休まることはありません。

他に帰る家が無かった子供時代とは違い、
今の私はちゃんと自分の住む場所があるため、
そこまでして実家に帰省する必要は無いのですが、
それでも私が無理して実家に帰るのは、
母がいるからでした。

私には、実の父とはいえ、
自分を脅してきた父と、
一緒に暮らすことは出来ません。

だから、
こんなワガママな父と、
離婚もせずに一緒に暮らしてくれて、
私や兄に迷惑をかけるなと言ってくれている母に、
とても感謝していました。

なので、
今回の帰省も本当はしたくは無かったけれど、
父と2人きりでは息が詰まるといって、
私の帰りを楽しみにしてくれている母のために、
帰省することを決めました。

ただ今回は、
いつも一緒に帰省している私の子供がおらず、
私1人での帰省となったため、
とても気が重かったのです。

母を帰って喜ばせてあげたいけれど、
父のいる家に2泊も出来るか不安。
(事前に母に2泊すると伝えていました)

そんな風に鬱々とした気持ちでいたら。

「◯◯◯(母の名前)は大丈夫だよ」

という声が、聞こえたような気がしました。

そして、その声が聞こえた時から、
あんなに重く塞いでいた私の心が、
フワッと軽くなったのです。

それは、
いつも思考した時に頭に浮かぶ声とは、
明らかに違っていました。

誰だろう?

そんな風に問いかけると、

母方の「お婆ちゃん」の顔が浮かびました。

あぁ、いいんだ、と思いました。

私が一生懸命、母に対して気を遣わなくても、
母は大丈夫なんだ……

私はずっと、
母が自分たちの犠牲になって、
父の面倒を見てくれている気がしていたのですが、
その声は私に対して、

「◯◯◯(母の名前)は自分で選んでいるからいいんだよ」

と伝えてきてくれました。

私は子供の頃にみたお婆ちゃんが、
私の頭を撫でてくれているように感じました。

お爺ちゃんも、
そばに立ってくれているような気がしました。

そして、とても唐突なのですが、
お婆ちゃんやお爺ちゃんに、
とても愛されていたのだとフイに思って、
涙が出てしまいました。

これは、夢うつつの中にみた、
わたしの幻想なのかもしれません。

でも、この声で、
私の心は本当に軽くなりました。

だから、時間が経って、
どんどん記憶が薄まっていってしまう前に伝えたくて、
このブログを書きました。