昨日、職場で一番年長の女性部下に、
俺様上司が、
ちょっと失礼な物言いをしたものだから、
その女性部下が怒ってしまって。
実は俺様上司が新人の頃は、
その女性部下が先輩で、
彼女から仕事を教わっていたものだから、
その女性部下にはちょっと、
俺様上司も頭が上がらなくて。
俺様上司、
少しだけ、しゅんとしてました。
そして、怒った女性部下が、
気分転換のために倉庫整理に行ったので、
彼女の上司である私は、
ほとぼりが冷めた頃合いを見計らって、
彼女の様子を見に行きました。
私が話しかけると彼女は、
俺様上司に対して思っている不満を、
私にたくさん話してくれたのだけど、
その不満の中に、私がらみの話もあって。
私はちょっと驚いてしまったのだけど。
それは、どんな話だったかというと。
以前、私が、
俺様上司に自分の考えを伝えたら、
口の利き方が気に入らないと、
怒りをぶつけられて、
私がとても強いストレスを感じた時に、
更に上の上司に、
助けを求めたことがあったんだけど。
そのことについて、
何も触れてこなかった俺様上司が、
密かに最年長である、この女性部下に、
「係長(私のこと)の、
メンタルがやられているから、
気にかけてやって欲しい」
と頼んでいた、ということ。
私がストレスをものすごく感じたのは、
上司が私に、
違法なことをさせようとしていたからで、
人に慰められて、
解決するような問題ではないから、
上司の行動は根本的に間違っていて、
私のストレス値が上がった理由を、
知っていた彼女も、
自分にそんなことを頼んでくる上司に対して、
色々思うところはあったそうなのだけど。
上司に頼まれるまでもなく、
本当に私のことを気にかけてくれていたので、
上司の頼みを引き受けた形になったそう。
彼女の中では、この出来事は、
上司に対して貸し一つ、
くらいの気持ちだったらしいのだけど、
どうも上司は、
そうは思っていなかったようで、
上司の頼みを引き受けてあげた、
そんな自分に対する態度が悪かったために、
彼女の怒りが爆発した、ということでした。
もちろん他にも色々あって、不満が募っていたそうです。
私は彼女に、
自分のせいで心労をかけてしまったことを、
謝罪したのだけど。
少し、嬉しく感じていました。
なぜかというと。
実は私は7年ほど前に、
彼女と一緒に働いていたことがあって。
その時は彼女が先輩で、
私が後輩という立場でした。
その頃は、私は彼女から嫌われていて、
話すこともあまりなくって。
そんな彼女とまた一緒に、
今度は上司として働くことになった時、
私は彼女と円滑な人間関係が築けるか、
少し心配だったのです。
けれど。
今回の彼女のこの発言で。
私はちゃんと、
彼女と適切で円滑な人間関係を、
結べているんだなぁって、
確認することが出来て。
しかも、その結べている人間関係が、
私が我慢して、
彼女に一方的に合わせている訳ではなく、
彼女に対して好意的になるくらい、
私にとっても心地よいもので。
自閉スペクトラム症、
以前はアスペルガー症候群と呼ばれていた、
発達障害のグレーゾーンで、
気遣いのあまり得意でない私は、
人の気遣いを人一倍欲する、
彼女のようなお局様気質の人間には、
嫌われがちだったのだけど。
ちゃんと今回は、
彼女と円滑な人間関係を、
結べているんだなぁって思うと、
自分の人付き合いのスキルの向上を感じて、
上司から態度が気に入らないと、
怒鳴られた後だっただけに、
感無量で泣きそうになりました。
発達障害専門のカウンセラーから、
ソーシャルスキルトレーニングを受けて、
人との付き合い方を学んだ効果は、
ちゃんと私の実生活に現れていて。
私の人生に
「人との繋がり」
という、
今まで体験することが出来なかった経験を、
添えてくれるようになりました。
人との繋がりって、こんなに嬉しいんですね。
今まで嫌われていた人から、
気遣ってもらえる自分になれたこと、
今まで苦手だった人を、
思いやれる自分になれたこと。
40代も半ばを過ぎて。
こんな幸せな変化を体験出来た自分に、
私にこんな幸せな変化を起こしてくれた、
カウンセラーに、
感謝でいっぱいの気持ちになりました。