年末は娘と孫を連れて、
母が１人で暮らしている実家に、
里帰りする予定だったのだけれど。急きょ、孫が高熱を出してしまい、
娘と孫は、
実家に連れて帰れなくなってしまいました。
そのため私も、
本来なら昨日帰る予定だったのだけど、
やらなければいけないことがあった事と、
風邪がまだ治っていなかったために、
帰る日を３１日に変更して、
昨日は自宅でほぼ寝て過ごしていました。
（ちょっと何かすると、すぐに風邪がぶり返して寝込んでしまいます）
そんな私のところに、
夕方娘から電話がかかってきました。
「良かったら今から家に遊びに来ない？」
その言葉を聞いて、
私はこのように返事しました。
「旦那さまはいないの？」
私の質問を聞いた娘は、
「今日は仕事の飲み会で、帰りは遅いと思う」
と返事してきたため、
その言葉を聞いた私は、
「分かった、少ししてから行くね」
と答えました。
娘は、
「ありがとう、待ってるね」
と言って電話を切りました。
私が行くのを娘が待っているのだからと、
私は少し痛くて重い頭を、
えいやっと枕から引き剥がして、
ベッドから起き上がり、
まだ怠い体でいそいそと、
出かける支度をしました。
私の暮らすアパートから、
娘夫婦の住んでいるアパートまでは、
車で３０分弱の距離になります。
以前は高速道路を使って、
車で１時間以上かかる市街地に、
娘夫婦は住んでいたのですが、
娘の妊娠が分かってから、
私と旦那様の家族が住んでいる、
この少し田舎な街に、
引っ越してきました。
それでも、
現在のように娘から頻繁に、
「今から遊びに来ない？」
という、
急な電話はかかってこなかったのですが、
娘に子供が生まれてから、
状況は一変しました。
（生後１ヶ月の孫とお宮参りへ）
娘の遊びのお誘い電話は、
いつも急で＂今から＂です。
私の週末の予定は、
絵画教室や、
ピラティスのレッスン予約があるため、
大体１ヶ月前には決まってしまっています。
だから娘から、
急に遊びに来ないかと聞かれても、
「用事があるからいけない」
と断ることがほとんどでした。
最初はそんな電話がくるたびに、
「何で前もって誘ってくれないの？
いつも、こんな誘われ方したら、
子供が生まれて、
気軽に友達と遊べなくなったから、
自分が暇になった時に、
私を呼びつけているみたいじゃない」
と、
娘の急な遊びのお誘いが、
私を暇つぶしの相手にしようとしていると、
感じられて、
何て軽い扱いをされているんだと、
いつも少し、
腹立たしい気持ちになっていたのですが。
以前、娘が、
自分の心情を吐露してくれたおかげで、
この急なお誘いが、
娘からのＳＯＳ
の１つであり、
いつも急なお誘いの言葉が、
「子供のお世話をしにきてくれない？」
ではなくて、
「遊びに来ない？」
だったのは、
私の予定を尊重してくれていたからだと、
知りました。
娘曰く、自分達親以外でこんなに子供を可愛がってくれるのは、＂おばあちゃん達しかいない＂そうです。
そんな娘の気持ちも知らず、
いいように利用されているなんて、
感じていた自分の心は、
本当に狭かったなぁ、と感じました。
だから、
そんな昔の自分に教えてあげたいです。
あなたは今、
娘から頼られる、
おばあちゃんになれてるんだよ。
って。
自分に対する思い遣りが、
深ければ深いほど、
ＡＳＤ（自閉スペクトラム症）で、
人の言葉の裏を読むのが苦手な私は、
相手の本当の気持ちに、
気付きにくくなってしまうから。
もう大前提として。
娘はいつも私のことを、
大切に思ってくれている。
ということを、
頭にインプットしておこうと思います。
