幸せになる方法

2年の間にASD(自閉症スペクトラム)の私が職場で築いてきたもの

プレゼント

私の職場の部下Bは、
今は部下だけれど9年前は先輩で、
一緒の職場で働いていました。

2年前に転勤で、
今度は後輩ではなく上司として、
また部下Bと、
一緒の職場で働くことになった時、
私はとても不安でした。

なぜなら…

私と部下Bは、
とても仲が悪かったから。

私は部下Bのように、
いつも誰かとつるんでいる人が嫌いで、
部下Bは私のように、
なんでも、
自分一人でやってしまう人が嫌いでした。

それは私が部下Bの後輩だった時に、
部下Bから直接、

「あなたは私に頼ってこないから可愛くない」

と言われたことからも明らかでした。

でも9年前の私はその時、
部下Bに対して、
真面目にこんなことを思っていたのです。

「仕事であなたに聞くことなんて何もないよ?」

って。

私と部下Bは、
勤務年数的には部下Bの方が、
10年以上先輩だったけれど、
9年前に、
私が部下Bと一緒に働いた時にはすでに、
私は自分の方が、
仕事に詳しいと思っていました。

部下Bの分かることは私にも分かるし、
私の分からないことは、
部下Bにも分かりませんでした。

だから私は意地悪ではなく、
部下Bの言葉を聞いた時に、
本当に心から、
こんな風に思ったのです。

疑問を持つ女性

その時の私は、
自分がASD(自閉スペクトラム症)
だとは知らず、
自分のこんな正直さが、
人との関係を悪くするということに、
全く気付いていませんでした。

それどころか私は、

人に対しては正直でいないと失礼だ

という信念を持っていたため、

常に自分の心に正直であることを、
心掛けていました。

でも、職場の人間関係が上手くいかず、
心身共に疲れ果てていた時に、
私は"アスペルガー症候群"という、
言葉を知り、

まさに自分のことだ!!

と思い、
この生きづらさから抜け出したくて、

【発達障害専門カウンセリング】

に通い出したのです。

そしてその、
発達障害専門カウンセリングで私は、
多くの人が本音で話していないことを知り、
私は正直に話すことが相手への敬意という、
自分の常識とのあまりの違いに、
ショックで泣き出してしまったのです。

世界が覆る衝撃
そこから私の、
職場で人間関係を円滑にする方法の、
模索が始まりました。

その成果は徐々に現れ始め、
以前の職場では最初、
私に猛反発して嫌がらせを行ってきた部下が、
私が今の支社に転勤する時には、
プレゼントをもらうまでに、
人間関係を修復することが出来ました。

プレゼント

そして、今の職場では。

転勤する私に対して部下Bから、
こんなLINEをもらえるまでになりました。

部下からのline
(別口って、職場の送別会とは別で個人的にってことです)

このLINEをもらった時、
私は嬉しくてたまりませんでした。

私は以前、
仲が悪かった人との関係を、
修復することが出来たばかりか、
送別会を企画してもらえるまでに、
なったのです。

私が部下Bへの接し方を変えたことで、
部下Bの心の中に変化が起こり、
私と部下Bの関係は、
ここまで変わることが出来ました。

そして関係が変わったことで、
私の部下Bに対する評価は、
9年前の嫌な人から、
面倒くさいけど思いやりのある人へ、
変化していったのです。

変わった私。

変わった部下B。

変わった世界。

自分の住む世界は変えられる。

私が今の支社で過ごした2年間は、
私にこんな自信を、
与えてくれたのでした。