私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。
前回の記事はこちら→マルトリートメントと私34.父に触られた体
※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。
【性的な話が含まれますので、苦手な方は読まないでください】
父が怖くて嫌だと言うことが出来ずに、
父と毎日一緒にお風呂に入って、
父を喜ばすために、
父の性器を刺激するといった行為を、
繰り返していた私でしたが、
父が私の性器を触るといった行動をとり、
そのおぞましさに私が泣いて、
父が私にしたことが母に伝わってから、
私が父とお風呂に入ることはなくなりました。
私はそのことに大変安堵していたのですが、
実は父の欲望は決して、
収まっていた訳ではありませんでした。
父と一緒に、
お風呂に入るようになった時期と、
前後した時期から、
父は夜9時頃になると、
まだ家事をしている母を尻目に、
私と兄を引き連れて、
居間の隣にある寝室に入ると、
すでに母が敷いてくれていた、
布団に横になり、
両腕を肩の高さまで上げて、
父の右腕に兄の頭を、
左腕に私の頭を、
乗せさせて眠るという行為を、
毎晩行っていました。
いわゆる腕枕です。
私の父は若い頃に空手をしていて、
腕が筋肉質でゴツかったこと、
小学生の枕にするには、
腕の高さが高かったことなどから、
私は父の腕枕では首が痛くて、
大変寝づらかったのですが、
やはり父が怖かった私は、
腕枕では寝づらいからやめて欲しいと、
言い出す事が出来ず、
しかもその当時、小学校の同級生で、
とても元気で幸せそうだった、
女の子に憧れて髪型の真似をして、
その女の子のように前髪を伸ばして、
真ん中から2つに分けて、
その両端をヘアピンで留めていたのですが、
腕枕をする時にそのヘアピンが、
父の腕に当たって痛かったらしく、
父から、
「痛いだろうが!!前髪を切れ!!」
と怒鳴られてしまい、
それならば腕枕の方を辞めて欲しい、
と願ったのですが、
それは父には聞き入れられず、
結局私は寝る時に、
ヘアピンが父の腕に当たらないように、
しっかりと上を向いた、
"気をつけ"の姿勢で、
寝なくてはならなくなっていました。
そんな環境でも、
小学校で人のマネをして過ごすといった、
大変気疲れする生活をしていた私は、
布団に入ると、
割とすぐに眠りに落ちることが出来、
朝までグッスリ、
眠ることが出来ていたのですが、
ある日の朝の父の発言で、
眠ることさえ、
まともに出来なくなってしまいました。
それは休日の朝、
兄と私の間で流行っていた、
親戚の子供の真似をして、
海苔を手掴みで茶碗のご飯に巻いて、
食べるという行為を行っていた時に、
父から言われた言葉でした。
「俺の◯◯◯◯(性器の名前)を触った手で食べてらぁ」
そう言って私を見て笑う父の顔には、
私に対して性の話をしていた時の、
あの下卑た笑いが浮かんでいました。
私は何のことか分からずに、
でもその父の言葉にゾッとしたのですが、
休日の朝の、
母も兄もいる家族団らんの場だったこと、
父が割と大きい声で言ったのに、
母も兄も何も言わなかったことなどから、
私の何かの聞き間違いかもしれないと思い、
その時は激しい動悸に襲われながらも、
私は父の言葉が聞こえなかったフリをして、
震える手でそのままご飯を食べ続けました。
きっと、そんな朝の父の発言が。
私の無意識の中に、
ずっと残っていたのだと思います。
その日の夜、
いつもは1度寝ついてしまったら、
朝まで起きたことのなかった私の目が、
なぜかうっすらと覚めてしまいました。
その時はまだ、
半覚醒状態だったのですが、
私は自分の右手首が、
誰かに掴まれていることに気付きました。
そして自分の右手が、
させられていることに気付いた時に、
私の意識は一気に覚醒しました。
私の右手は父の左手に掴まれ、
父の寝間着のズボンの中の、
さらに下着の中にまで滑りこまされて、
父の性器を、
右手のひら全体で、
父の気持ちがいいように、
擦るように触らされていました。
私の耳には、
父の荒い息遣いが聞こえてきていました。
私は怖かったのですが、
恐怖で体に力が入らないように、
父のなすがままになるように、
全神経を集中させました。
「私が気付いたことを父に悟らせてはいけない」
私の頭の中で、
その注意警報だけが、
けたたましく鳴り響いていました。
マルトリートメントと私36.父から毎晩行われていた行為に続きます。