私の成育歴

マルトリートメントと私49.小学校からの努力の成果

仲の良い女子中学生
私がなぜ、自分の生育歴を振り返るようになったのかは、私が自分の成育歴を振り返ることにした理由をご覧ください。
私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。

※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。

中学校の初日は失敗してしまいましたが、
小学校の内申書で、
副委員長には向かない評価になっていた私も、
精いっぱい小学校で普通を演じたことで、
すーちゃん以外に、
さっちゃんという友人も、
つくることが出来ていました。

中学校では、
必ず部活に入るように指導されたのですが、
1学年2クラスの小さな中学校では、
男子は野球部かサッカー部、
女子はバレー部か卓球部かテニス部、
そして唯一の文化部は音楽部のみ、
となっていたため、
私は小学校からの友人のさっちゃんと、
あまり練習が厳しくない卓球部に入部し、
すーちゃんは小学校の頃から、
ピアノを習っていたために、
音楽部に入部しました。

そして、その部活の繋がりから、
私やさっちゃん、
すーちゃんにも新しい友人が出来て、
その人達とつるむことで、
私はなんとか中学校でも、
女子グループの中に紛れ込むことに、
成功したのでした。

その女子グループの中に、
Tちゃんという、
私とは違う小学校からきた女子がいました。

Tちゃんとは名字が似ていたため、
五十音の名簿順で並ばされる時に、
前後に並んでいたこと、
同じ卓球部で、
帰宅方向が同じだという理由から、
だんだんと仲良くなっていきました。

そんな風に、
中学校生活が少しずつ軌道に乗り出した頃、
何を思ったのか兄が、
私の中学校生活の様子を聞いてきました。

中学校は公立の場合、
同じ学区に住んでいる子供達が集まります。

なので当然、
同じ家に住んでいる私と兄も、
同じ中学校に通っていました。

もしかしたら兄は、
私の小学校入学当初の失敗を覚えていて、
またあのような出来事が起こることを、
恐れているのではないか?

小学校の頃に兄から、

「学校で絶対に自分に話しかけるな!!」

と厳命を受けていて、
私と兄妹だということを、
必死に隠したがっていた兄を知っていた私は、
兄が私の学校生活を聞いてきたことに対して、
少し警戒しながら、
自分がちゃんと学校生活を、
送れていることを伝えようと思い、
Tちゃんという、
新しい友人が出来たことを話しました。

すると兄は、

「◯◯(Tちゃんの名字)君の妹か?!」

と私に聞いてきました。

なんでも兄が所属している野球部に、
Tちゃんと同じ名字の先輩がいて、
兄はその1学年上の先輩と、
とても仲が良いということでした。

私には、兄が話しているその先輩が、
Tちゃんのお兄さんなのかは、
分からなかったのですが、
その話をTちゃんにしたところ、
Tちゃんもお兄さんに私の話をした際に、

「◯◯(私の名字)君の妹か?!」

と言われたということだったため、
私の兄とTちゃんのお兄さんは、
野球部でとても仲の良い、
先輩・後輩だったことが分かりました。

私は、
兄が仲が良い先輩の妹と、
私が親しくなったことについて、
兄が嫌がっているのかと思いましたが、
普通に私のことを、
Tちゃんのお兄さんに話していたため、
中学校では私と兄が兄妹だということを、
隠そうと兄が思っていないのだと、
兄の行動から推察しました。

小学校では隠していても、1学年1クラスしかない田舎だったので、周囲の人達に兄妹だとバレてはいました。

私が小学校時代から続けていた、
普通の子を真似るという行動により、
兄にとって私は、
周囲の人間に妹だとバレても良いくらいの、
基準に達することが出来たようでした。

それは私の、
小学校時代からの努力が、
報われたということになるので、
嬉しいことではあったのですが。

普通の子の真似をすればするほど、
私の心が。

どんどん死んでいくことは、
誰にも気付いてもらえなかったのでした。

マルトリートメントと私50.理解出来ない恋愛感情に続きます。