私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。
前回の記事はこちら→マルトリートメントと私48.何となく見えた私の評価
※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。
中学校の初日は失敗してしまいましたが、
小学校の内申書で、
副委員長には向かない評価になっていた私も、
精いっぱい小学校で普通を演じたことで、
すーちゃん以外に、
さっちゃんという友人も、
つくることが出来ていました。
中学校では、
必ず部活に入るように指導されたのですが、
1学年2クラスの小さな中学校では、
男子は野球部かサッカー部、
女子はバレー部か卓球部かテニス部、
そして唯一の文化部は音楽部のみ、
となっていたため、
私は小学校からの友人のさっちゃんと、
あまり練習が厳しくない卓球部に入部し、
すーちゃんは小学校の頃から、
ピアノを習っていたために、
音楽部に入部しました。
そして、その部活の繋がりから、
私やさっちゃん、
すーちゃんにも新しい友人が出来て、
その人達とつるむことで、
私はなんとか中学校でも、
女子グループの中に紛れ込むことに、
成功したのでした。
その女子グループの中に、
Tちゃんという、
私とは違う小学校からきた女子がいました。
Tちゃんとは名字が似ていたため、
五十音の名簿順で並ばされる時に、
前後に並んでいたこと、
同じ卓球部で、
帰宅方向が同じだという理由から、
だんだんと仲良くなっていきました。
そんな風に、
中学校生活が少しずつ軌道に乗り出した頃、
何を思ったのか兄が、
私の中学校生活の様子を聞いてきました。
中学校は公立の場合、
同じ学区に住んでいる子供達が集まります。
なので当然、
同じ家に住んでいる私と兄も、
同じ中学校に通っていました。
もしかしたら兄は、
私の小学校入学当初の失敗を覚えていて、
またあのような出来事が起こることを、
恐れているのではないか?
小学校の頃に兄から、
「学校で絶対に自分に話しかけるな!!」
と厳命を受けていて、
私と兄妹だということを、
必死に隠したがっていた兄を知っていた私は、
兄が私の学校生活を聞いてきたことに対して、
少し警戒しながら、
自分がちゃんと学校生活を、
送れていることを伝えようと思い、
Tちゃんという、
新しい友人が出来たことを話しました。
すると兄は、
「◯◯(Tちゃんの名字)君の妹か?!」
と私に聞いてきました。
なんでも兄が所属している野球部に、
Tちゃんと同じ名字の先輩がいて、
兄はその1学年上の先輩と、
とても仲が良いということでした。
私には、兄が話しているその先輩が、
Tちゃんのお兄さんなのかは、
分からなかったのですが、
その話をTちゃんにしたところ、
Tちゃんもお兄さんに私の話をした際に、
「◯◯(私の名字)君の妹か?!」
と言われたということだったため、
私の兄とTちゃんのお兄さんは、
野球部でとても仲の良い、
先輩・後輩だったことが分かりました。
私は、
兄が仲が良い先輩の妹と、
私が親しくなったことについて、
兄が嫌がっているのかと思いましたが、
普通に私のことを、
Tちゃんのお兄さんに話していたため、
中学校では私と兄が兄妹だということを、
隠そうと兄が思っていないのだと、
兄の行動から推察しました。
小学校では隠していても、1学年1クラスしかない田舎だったので、周囲の人達に兄妹だとバレてはいました。
私が小学校時代から続けていた、
普通の子を真似るという行動により、
兄にとって私は、
周囲の人間に妹だとバレても良いくらいの、
基準に達することが出来たようでした。
それは私の、
小学校時代からの努力が、
報われたということになるので、
嬉しいことではあったのですが。
普通の子の真似をすればするほど、
私の心が。
どんどん死んでいくことは、
誰にも気付いてもらえなかったのでした。
マルトリートメントと私50.理解出来ない恋愛感情に続きます。