愛着障害

実家帰省時に私がもう1つ行っていた自己主張.1

先週、実家に帰省した時に。

過去のトラウマを軽減する訓練をしてきました

と書いたのですが。

実はもう1つ、
行っていた試みがありました。

それは、、、

兄が私の意思を確認もせずに、
勝手に母へ言っていることの訂正

でした。

実は兄は、
2年前に父が亡くなってから、
盛んに母に言っていることがありました。

「1人で暮らすのは大変だから、
俺のところか、
それが嫌ならじゅんのところで、
一緒に暮らしたら?」

私は兄が私に何の相談もせず、
突然、この言葉を私の目の前で、
母に言い出した時には正直、

この男は馬鹿なんじゃないだろうか?

と思いました。

私に何の相談も確認もせず、
勝手に私の家に住むことを提案する言葉を聞いて、

「この男は未だに自分の言動が正しいと思っていて、
私が言うことを聞くと思っているんだろうなぁ」

と呆れ返ったのですが、
それ以上に呆れ返ったのは、

母のためを思っているようでいて、
その実全く何も考えていない、
その発言について

でした。


(コイツ何言ってんだ?!と思いました)

兄は九州のある県に家を立てて、
奥さんと子供の3人で暮らしているのですが、

その家の土地は、
奥さんの両親から与えられたものだそうです。

そのため。

兄の建てた家は、
奥さんの実家から徒歩5分程度の距離にあり、
奥さんはしょっちゅう、
実家に子供を連れて遊びに行っているそうです。
(ちなみにその間、兄は家でお留守番らしい)

けれど、そんな兄嫁は。

義母であるうちの母のところには、
お正月やお盆といった時期に、
1年に1回か2回顔を出すだけ。

しかも滞在時間は2〜3時間程度

という、

ほとんど親交のない、
関係を築いています。

母の日や敬老感謝の日などに、
私は母に電話をするようにしているのですが、
兄の家から、
連絡やプレゼントがあったなどという話も、
聞いたことがありません。
(ただ兄は父が亡くなってから、
こまめに自分1人か子供を連れて、
母の住む実家に帰るようにしています)

そんな自分の家に母を同居させようとしても、

嫁や嫁の両親から反対されることが、
目に見えているし、
全く知らない土地で、
そんなに気を遣う環境でなど、
母も暮らしたくないだろう

と、
なぜ考えつかないのか不思議でなりません。
(母は現在、自分の身の回りのことは自分で出来ています)

自分の嫁と自分の母が、仲良く一緒に暮らしていけるとでも?
私には嫁と母の間に立って自分の思うように物事が進まず、
ストレスを抱えて苛つく兄が容易に想像出来てしまいます。

それならば、
私の家で暮らせばいいと、
兄は(勝手に)考えているようですが。

私が母に優しくしてあげられるのは、
母と離れて暮らしているからです。

私が子供の頃は、
発達障害という言葉も認識もなかったため、
子供の頃にASDの私が母から、

「お前は何で普通の子のように出来ないんだろうね?」

「お前のことは理解出来ないから放っておくことにする」

と言われ、さらに、
父親から性的なイタズラをされて泣いた私に、

「お前もそれくらいのことで泣くな!!」

と母から叱責を受けたことは、
未だに思い出すと自然に涙が流れるくらい、
私の心に残る出来事となっています。

ただ、もう恨んでも憎んでもいません。
守ってもらえなかった、独りでその環境の中で生きていた子供の私が、可哀想に感じるだけです。

そして母からトドメのように言われていた

「お前はいずれ出て行く人間なんだから」

これらの言葉達は、
私が子供の頃に大好きだった母から、
距離を取らせるには充分すぎる内容でした。

その、出て行く人間と言って育てられた私に。

長男で家を継ぐからと、
特別待遇で育てられたあなたが。

「母が一人暮らしだと心配だから、
私に母と一緒に暮らせというなんて、
身勝手もいいところだろう」

という思いがありました。

けれど、兄の前でこの発言をしたところで、

「歳とった自分の親を独りにしていて平気なんて、
お前は人としての心がないのか?」

などという、全く的外れな、
世間一般の正しさを主張してくるのが、
分かっていたため、
私はあえて兄の前では、
一切言葉を挟まず、
兄の発言を肯定も否定もしませんでした。

相手の置かれている状況を考えず、自分の正しさを主張してくる相手に、言葉が通じないことを、マイノリティの私は、嫌と言うほど経験しています。

そのため。

母と2人きりというこの状況で、
私は母に伝えることにしたのです。

私は母と一緒に暮らす気はないということを。

長くなったため、に続きます。