今日、職場の部下の1人と、
とっても長く話をしました。
その部下は1年前に、
私と仕事上の考え方でぶつかってから、
苦手だ、と思っていたけれど。
4月に転勤してきた、
仕事のミスが多い主任に対して、
私とその部下が抱いている思いが、
とてもよく似ていて。
今日はその部下と話すたびに、
「そうそう、分かる〜」
と、とっても楽しく話すことが出来ました。
夢中で話すこと、なんと45分。
その間、会話が途切れることもなく、
次々と言葉が出てきて、
私はASD(自閉スペクトラム症)の人間が、
雑談が苦手っていうのは、
思い込みなんだなぁ、って改めて思いました。
今日、その部下と話が弾んだのは、
主任に対して抱いている思いが同じで、
お互いに、
誰かにその思いを聞いて欲しかったから。
そして、普段、
私が人との雑談が苦手だと感じるのは、
ASDの特性で、
興味関心が偏っているために、
雑談相手との共通の話題が全くないから。
共通の話題がなくて、
雑談が上手く出来ないのは、
きっとASD(自閉スペクトラム症)の人も、
定型発達者も同じこと。
だとしたら。
「私はASDだから雑談が苦手」
なのではなくて。
「私はASDで自分の興味、
関心が偏っているから、
あまり人と合う話題がなくて雑談が苦手」
なのだ、と思いました。
こんな風に物事の理由にたどり着けたら、
ずっと抱えていた、
雑談が苦手だというコンプレックスも、
拘りが無くなって消えていくと思います。
漠然と、
自分をASDの枠組みに当てはめて、
自分はこんな人間なのだから、
と諦める前に。
自分が何でこんな人間なのかが分かったら、
また少し、
生きやすくなっていくのではないでしょうか?