昨日の帰りは残業のため、
夜の11時を回りました。
「急いでやった方がいいよ」
と言っていた仕事をしていなかった、
4月に転勤してきた2人が、
明日が締め切りの仕事に手を付けたのが、
結局、夕方の6時半頃で。
私はそんな彼女たちの様子を、
横目で見ながら事務所を出て、
その残業しているうちの1人の、
外回りの仕事を、
1人で黙々と片付けて、
事務所に夜の9時過ぎに、
帰ってきたのだけど。
彼女達がまだ、残業していたので、
仕事の進み具合を確認しました。
その仕事を教えられる人は、
昨日はお休みだったから、
自分達の考えたやり方で、
仕事を進めていたみたいなんだけど。
その仕事を知ってる私の目からみたら、
とってもムダが多いなぁ、
と感じたのですが、
敢えて黙っていました。
自分で考えて、
2時間半かけてやったことを、
否定されたら気分を害するだろうし、
私が急いでやった方がいい、
というアドバイスを聞かずに、
後に回した仕事がどんなに大変か、
身をもって体験しないと、
今後も同じようなことが起こる、
と思ったので。
でも、その2人のうちの1人が、
子供を持つお母さんで。
自宅から何度か、
電話がかかってきていたため、
私はその部下に対して、
「後は私がやるからいいよ」
と言って、家に帰しました。
そのため、
おとといのお付き合い残業から、
今度は肩代わり残業になり、
私が昨日、会社を出たのは、
夜の11時過ぎとなりました。
皆んなが放っておいて帰る中、
自分の要領の悪さに、
自分で笑ってしまいます。
私はまだ、
こんな時は定型発達者はどうするんだろう?
と考えながら、
部下に対する態度を、
模索しているのだけれど。
"一般的"とか"普通"を追求するのは、
やっぱり難しいです。
1人残されたら悲しいからと、
私がこうやって残業に付き合ったり、
仕事を肩代わりしたとしても、
いざ、自分が困ってるいる時に、
手を差し伸べられることは殆どありません。
それが、定型発達者の普通なのか、
自閉症スペクトラム障害のため、
私のコミュニケーション能力が低くて、
人間関係が上手く出来ていないから、
誰も手伝ってくれないのかは、
分からないところだけれど。
こんなことが度々起こるから、
私は自分の人徳の無さに、
時々凹んでしまいます。
人と上手く、
人間関係を築くことが出来ないから、
「情けは人の為ならず」
を信条として、
人と関わっているのだけど。
今は、この言葉は、
本来の意味で使う人が減ってきたそうだから、
親切の循環は起こらなくって、
自分の好き嫌いの感情で、
人と接する人が多くなってきたのかな、
なんて思ったりします。
思いやりの少ない世界は、
ちょっと、
自閉スペクトラム症には、
暮らすのが難い。
だから、せめて。
例え自分の心が凹んで、
人に親切にするのが嫌だと思う時が、
あったとしても。
自分の周囲では、
親切の循環が起こるように、
やっぱり人に、
親切にしていこうと思います。
「情けは人の為ならず」
が、本来の意味で使われる世界に、
なってくれることを願いながら。
「情けは人のためならず」
情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。
補注:情をかけることは,かえってその人のためにならないと解するのは誤り。
(文化庁ホームページより抜粋)