私の成育歴

マルトリートメントと私66.母親に気味悪がられる子供

不気味な子供
私がなぜ、自分の生育歴を振り返るようになったのかは、私が自分の成育歴を振り返ることにした理由をご覧ください。
私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。

※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。

生まれた時に父親から、

「女の子なら要らない」

と言われ、

「お前のせいで母さんは死にかけた」

と言われ、

「母さんの体が悪いのはお前のせいだ」

と責められて育ち、

父親からの性的虐待を受け、

そのASD(自閉スペクトラム症)の特性から、

「お前のことは理解出来ないから放っておくことにする」

母親に見放され

それでも愛情を求めていた母親から、

「お前はいずれ(結婚して)出ていく人間なんだから」

と言われ、
自分はこの家に間借りしている人間なのだと、
そう思い込まされて育った私が、
自分の正気を保って生きていくためには、
自分の心を守るための手段が必要でした。

心を守る

そのために私は、
自分のお小遣いの中から、
自律訓練法の誘導カセットテープを、
こっそりと購入して、
夜、布団の中で実践し、
(でも必ず、途中で寝落ちしていました)
自分の心の中に、
死にたい気持ちが広がらないように、
家にいる時間はたびたび、
自分の部屋を暗くして、
瞑想を行なっていました。

けれど私の部屋は、
単なる和室の6畳間で、
襖に鍵がついている訳でも無く、
私の部屋にある押入れには、
皆んなの着替えなどが仕舞われていたため、
母は洗濯物を仕舞うために、
いつも突然、私の部屋の襖を開けました。

そして私が部屋で瞑想をするため、
壁に背中を預けて目を瞑り、
半跏趺坐(はんかふざ、瞑想時の坐法の1つ)の、
姿勢を取っている姿を見ると、

「何をしてるんだろうね、この子は!!」

と、
怒りを露わにして私をなじるため、
私は家で落ち着いて、
瞑想に取り組むことは出来ませんでした。

母は私が瞑想をしているとは夢にも思わず、
私が変わった姿勢で寝ていると思っていたため、
"昼から寝るくらいなら手伝いをしろ!"と、
怒っていたようでした。

そして母は私が、
蛍光灯を点けたがらないことにも、
苛ついていたようでした。

私は部屋で瞑想をする時だけでなく、
自分が1人で過ごすことの出来る、
入浴の時なども、
蛍光灯の灯りを点けずに過ごしていました。

ASDの特性からか、
私は蛍光灯が点いていることが煩く感じて、
好きではありませんでした。

暗い中での入浴は、
私が自分の心を落ち着かせる、
手段の1つでしたが、
これも母の気に入らなかったらしく、
母は私が入浴中に、
お風呂場の電気を点けないでいると、

「電気くらい点けなさい!!」

と怒り、
勝手にお風呂場の電気を点けてしまいました。

夜、寝る前に行う自律訓練法は、
母の目に留まったことはありませんでしたが、

母にとっては、
暗い中で瞑想する中学生も、
暗い中で入浴する女の子も、
不気味な存在でしかありませんでした。

これらの行動は、
私が自分の正気を保つために必要で、
母の怒りに触れるからといって、
そうそう辞めることは出来ませんでしたが、
母が自分のそんな行動を、
嫌悪していることだけは、
そのあからさまにぶつけられる、
怒りの言動から、
ヒシヒシと感じることが出来ました。

私は母の怒りを買わないよう、
なるべく母の意に添うように行動し、
入浴時に蛍光灯を点けるように努め、
瞑想の習慣を辞めました。

この家の中で生きていくためには、
母親の機嫌を損ねない必要がありました。

そして自分の心を守る行動さえ、
母から取り上げられてしまった私は、
自分の意識しか、
自分の自由に出来るものが無くなったため、

ジョセフ・マーフィー著:眠りながら成功する―自己暗示と潜在意識の活用


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といった本に救いを求めながら、
自分の心の悲鳴を聴く耳を、
塞ぐことしか出来なかったのでした。

マルトリートメントと私67.覗かれたお風呂に続きます。