※性的内容を含んでいます。
苦手な方はお読みにならないことを推奨します。
うつ病になってから、
ほとんどテレビを観なくなりました。
「テレビの前に座ってスイッチを入れる」
という一連の動作が億劫で、
テレビを観ようという気が起きないのです。
その代わり、
いつでも、どこでも、どんな姿勢でも、
大した労力を必要とせず、
指でポチポチするだけで何らかの情報を摂取出来る、
スマホの画面ばかり見ています。
ニュースもYouTubeで見ている現在、
意図しなくてもネットで炎上している内容が、
目に飛び込んでくるものの、
普段はあまり、
炎上に対して興味を惹かれ無いのですが、
この炎上内容だけは素通り出来ず、
自分から検索して、
積極的に情報を摂取してしまいました。
その炎上内容というのは、こちらになるのですが。
お母さん(40歳)が息子と娘(10歳)を連れて、
13歳年下の男性(27歳)と再婚し、
ファミリー系YouTuberとして、
運営しているというこのチャンネル。
炎上した内容として紹介されていたのは、
次の3つでした。
- お母さんが再婚相手に向かって、娘の前で「連れ子邪魔だった?」と尋ね、再婚相手が「邪魔だった」と答える。
- 再婚相手が連れ子の娘に向かって「久しぶりに一緒にお風呂に入ろう」と誘い、お母さんが「いつも入ってるじゃん」と突っ込む。
- 夫婦間の性行為を子供の目に触れさせて隠そうとしない。
これらの内容の動画をみた多くの視聴者が、
連れ子の娘に対する虐待では?
と心配し、
警察や児童相談所へ通報が相次ぎ、
この夫婦へ調査が入った、ということでした。
確かに動画を見ると、
思わず眉を顰めてしまうような内容で、
この夫婦は、
視聴者からの批判に動画で反論する形で、
「◯◯(娘の名前)は嫌がっていない」
といった趣旨の発言をしていたそうですが、
私はその子供の心を、
一切慮らない発言に、
本当に人の親かと、
心からうんざりしてしまいました。
考えなくても、
一般的思考力があれば分かるはずなのですが。
自分の力で生きて行くことの出来ない小学生の娘が、
母親と再婚相手がしてくる言動に対して、
本当は嫌だったとしても、
あからさまに嫌がれる訳がない。
それを、
嫌がっていないなどとよく言えたものだなと、
この母親と再婚相手に対して、
吐き気を催す程の嫌悪感を抱いたのですが、
そこまできて、
私はある1つの事実に気付いてしまったのです。
ここに上がっている3つの炎上内容と、
同類の行為を、
私も子供の頃に親から受けていた
ということに。
ちなみに、
私が親から受けていた同類の行為を書くと。
- 私が生まれた時に女の子だと知った父親は「女の子なら要らない」と言ったことを、父親本人が私に面と向かって言い続けた。→⭐︎
- 私が小学校中学年になってから、父親が私と一緒にお風呂に入りたがり、自分の性器を私に触らせ、私の方も触ってきた。泣いて嫌がったら、母親に私が叱られた。→⭐︎
- コタツに潜り込んでいた小学生の私を父親が後ろから抱きしめ、私の耳元に口を寄せて昨夜の母親との性行為の一部始終を語って聞かせた。→⭐︎
※⭐︎をクリックすると詳細に飛びます。
実の父親からされたことと、
義理の父親からされたこととの違いはあり、
どちらの方がより悍ましいかの判別はつかないものの、
私は自分が子供の頃に受けていた行為が、
警察や児童相談所が動くレベルの案件
だったことに衝撃を受け。
そして、
この連れ子の娘の母親や再婚相手が、
全く親としての責務を果たしていないと感じていて、
善意の通報により、
警察や児童相談所が動いてくれたことに、
安堵していた癖に。
自分の子供の頃のことは、
辛かったけれど、
公的機関が介入するほどのレベルだとは、
認識しておらず。
自分の過去を振り返ったブログ記事を書いた時も、
自分が子供の頃に受けた行為は、
虐待だと気付いていながら、
酷いだけではなかった父
一生懸命私を育てようとしてくれた母
と両親を庇い。
虐待という言葉を使うのを避けて、
大人の子供に対する不適切な養育や関わりという、
マルトリートメント
という、
虐待よりも印象の柔らかい言葉で、
両親から受けた事実を濁していた私は。
無意識のうちに、
両親を庇っていたのだと気付きました。
可笑しいね。
人のことなら、
「そんなの親じゃない!!」
って言えるのにね。
いざ自分のことになると、
圧倒的に多い、
親にされてきた酷いことよりも、
ほんのささいな、
親にしてもらった嬉しいことを数えてしまうね。
でも、それじゃダメだね。
そんなことだから、
50歳を過ぎてもなお、
母親に尽くしても、
何もしない兄よりもぞんざいに扱われるんだよね。
会社からも原家族からも、
いいように扱われて、
うつ病を発症した私に、
今、寄り添ってくれる人はいないのだから。
自分を大切にしてくれない人を、
私も大切にしたりしない
この、自分に課したルールを、
親にもちゃんと適用しないとね。
私は子供の頃に親から虐待を受け、
その傷に今も苦しんでいます。
誤魔化さずに認めた自分の、
今後に良い変化がありますように。
