私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。
前回の記事はこちら→マルトリートメントと私7.父の母への愛情表現
※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。
幼い私が父から言われた言葉
前回の記事で、
私と兄と母が溺れていたら、
- 母
- 兄
- 私
の順で助けると、
父に言われて傷ついたと書きましたが、
そんな父の発言など、
大したことがないくらい、
私の心を40年以上も、
縛っていた言葉が3つありました。
- 「女の子なら要らない」
- 「お前のせいで母さんは死にかけた」
- 「母さんの体が悪いのはお前のせいだ」
どの言葉も、
父から言われた言葉だったのですが、
幼い子供が親に甘えられなくなって、
自己否定に走るには、
充分な威力をもった言葉でした。
「女の子なら要らない」
これは、
生まれた子供が女の子だと知った父が、
生まれた私を見て言った言葉でした。
(生まれてくるまで、性別は知らなかったようでした)
なぜ自分が生まれた時のことを、
私が知っているかと言えば、
私が小さい頃に、
お盆やお正月に親戚が集まると、
決まって出る話題だったからでした。
その言葉を聞いて、
怒った私の叔母さんから、
「じゅんは私が連れて帰る」
と言われたと、
お酒を飲みながら父は、
笑って私の前で話していました。
私は幼児に成長した以降も、
男の遊びについていけない自分に対して、
父から、
やはり「女の子は邪魔」と、
言われていたため、
父のその言葉は決して過去のものではなく、
私は全く、
この言葉で笑うことは出来ず、
私はこの話題が、
親戚が集まった時に出るたびに、
ただ父から、
自分が必要とされていないことを、
再確認するばかりでした。
「お前のせいで母さんは死にかけた」
これも、
私がまだ小学校に上がる前から、
父親に何度となく言われた言葉でした。
この言葉は、
母が私を生んだ時に大量に出血して、
父が自分の体の血の半分以上を、
母に輸血して、
母を助けた為に言われ続けていたのですが、
父の嘘だったということが、
(詳細は40年後に分かった父の嘘をご覧ください)
「母さんの体が悪いのはお前のせいだ」
そしてこの父の発言については、
私を生んだことが原因で、
母の体が悪くなったと父に言われ、
さらに幼い私が、
母の膝に乗りたがる甘えん坊だったため、
母の膝は、
水が溜まるほどに悪くなったのだと、
父から責められた私は、
大好きだった母の膝に、
乗ることが出来なくなり、
母に甘えることも出来なくなったのですが、
これも全部、父の嘘でした。
母の体が悪くなったのは、
若い頃に無理して、
農作業に従事していたからであり、
母の膝に、
水が溜まるようになったのは、
幼い私が甘えて、
母の膝に乗っていたからではなく、
母がリウマチだったからでした。
母の膝の話は、20歳で自殺未遂をした私に会いにきた母に、
私が母の膝を悪くしたと父に責められていたことを初めて話した時に、父の嘘だったことが発覚しました。
父の発言の真偽と真意と私の心
父が私を要らないと言った発言は、
本当のことでしたが、
あと2つの母に関することについては、
全くの嘘でした。
父は1年前に亡くなっているので、
いったいどんな真意があって、
幼い自分の子供の心に、
こんな傷が残る嘘の発言を、
繰り返し聞かせていたのかは分かりません。
(ただ、もし生きていたとしても、
父からまともな返答は無かったと思います)
けれど、その内容は、
小学校に上がる前の子供には、
とても受け止められない言葉ばかりでした。
私はずっと、
自分がなぜこの世界にいるのか分からずに、
いつからか自然と、
消えることを願うようになりました。
マルトリートメントと私9.幼い私の願いに続きます。