私が仕事の間違いを指摘すると、
怒って私を無視する部下がいます。
仕事とはいえ、
人に無視されるのはとても傷つくし、
その子は、
昨年の4月に転勤してきた私とは違い、
長く今の職場にいるので、
すっかりその子を中心とした、
コミュニティが職場に出来上がっていて、
私と揉めると、
その子は私に対する文句を、
コミュニティの仲間達に言うので、
私はとても職場に居づらい思いをします。
だから私は、
本当にその子と揉めるのが嫌で、
彼女の書類に間違いを見つける度に、
自分で訂正出来るものは、
コッソリ訂正していたのですが、
今日回ってきた書類は、
うっかりミスではなく、
明らかに彼女の考え方が、
間違っているがために、
書き方を間違えている書類でした。
1年に1回あるか無いかの書類だし、
たいした間違いでは無いので、
スルーしようかとも思ったのですが、
彼女がよその営業所の子に、
その間違っているやり方を、
電話で教えているのを聞いてしまいました。
彼女1人が間違うならともかく、
そんな間違ったやり方を広められると、
よその営業所にも、
迷惑がかかってしまうので、
本当はとても怖かったけれど、
私は勇気を出して、
震える声と手のまま、
彼女のところまで行き、
間違いを指摘しました。
自分の頬が紅潮しているのが、
鏡など見なくても分かるくらい、
とても顔が熱くて、
心臓はバクバクと言っていました。
そんな私に対して、
今日の彼女は、
思ったよりも反発することなく、
すんなり私の提示した会社の規則をみて、
納得してくれました。
私はほっとして、
自分の机に戻ったら、
突っ伏してしまいました。
物凄く疲れていました。
でも、頑張って、
勇気を出して伝えて良かった、
と思いました。
本当は見過ごしたくないものを、
頑張って伝えられて、
体はとても疲れていたけれど、
心はとても満足していました。
本当は見過ごせないものを、
知らないフリしてスルーすることは、
物事を正しく理解しておきたい、
発達障害の私には、
とてもストレスのかかることだから。
自分の伝えたいことを、
反発を受けずに伝えることが出来た、
そんな自分の成長を感じられて、
とても嬉しかった出来事でした。