幸せになる方法

人との関わり方で大切な『流さない勇気』

心を大切にする

今日は夜、
少し遠くに住んでいる友達と、
会うことになっています。

どちらかが、相手の住んでいる街まで、
会いに行くのは、
片方にかなり負担がかかるので、
その友達と会う時には、
お互いが住んでいる場所の、
中間地点にあるお店で会うことが、
恒例になっています。

お茶会
今日会うお店は事前に決めてあったのですが、
今朝突然、その友達から

「ここにお店を変えたから、こっちに来て」

とLINEが入ってきました。

それは、最初に決めていたお店の、
近くの店とかではなくて、
電車で20分ほど遠くにある、
隣の町のお店への変更でした。

わたしは最初、
何の相談もなくお店を変更されたことに、
少しイヤな気分がしたのですが、
きっと何か理由があるのだろうと考えて、
理由を聞かずに、
その友達の申し出を了承しました。

けれど、わたしには、
その友達に会う他にも用事があって、
その友達と会うことになっていた、
お店の近くでの用事だったため、
会うお店が変更になってしまったら、
時間的に行けなくなってしまい、
そちらの用事は、
キャンセルしなければならなくなりました。

でも思ったより、
その用事をキャンセルするのは難しくて、
ちゃんと、
事情を説明しなければいけなかったので、
わたしはその友達に、
当日の朝になって、突然、
お店を勝手に変更した理由を教えて欲しい、
と改めて伝えました。

すると、こんな返事が返ってきました。

「あなたの用事の相手に、
キャンセルを伝える理由は、
用務先の変更で時間が無くなったから、
でいいんじゃない?」

この言葉で私は、
すっごく嫌な気分になって、
そして悲しくなりました。

わたしの用事を、
大切に扱わないということは、
わたし自身も、
大切に扱っていないと感じるから。

だから、最初に、
お店を変更する連絡がきた時に、
理由を言わないということは、
何か言いたくない理由があるのかもしれない、
と友達を気遣って、
何も聞かずに変更を了承したけれど、
わたしはそんな自分の態度を、
改めることにしたのです。

「わたしは、用事をキャンセルするための、
理由を考えて欲しい訳ではなくて、
わたしが用事を、
キャンセルしなければいけない、
どんな理由があるのか、
わたし自身が知りたいから、教えて欲しいの」

少し嫌な気分でいる自分の感情を、
相手にぶつけて、
自分がスッキリするのではなくて、
自分が今、友達に対していったい何を、
何のために求めているのかを伝えるために、
考えに考えて送った言葉。

そうしたら、ガラリと変わった友達の態度。

最初にLINEで送られてきた言葉は

「すみません」

その後に書かれていた理由は、
とっても自分の都合に基づいていて、
ちょっとズルくて、

「あぁ、これは、
わたしに隠しておきたい内容だよねぇ」

と、
思わず苦笑してしまうような内容でした。

でも、そんな、
自分勝手な理由を教えてくれた友達を、
わたしはすんなり、
認めて受け入れることが出来たのです。

だって、わたしのコダワリは、

友達がわたし自身を大切にしていない。

だったから、
わたしに対して、
誠実に(行動は不誠実だったとしても)
向き合ってくれたなら、
わたしはそれで満足だったのです。

おかげでわたしの用事は、
誠意をもって円満に、
キャンセルすることが出来ました。

相手の言葉を受け入れて、
何も聞かずにいてあげるのも、
とっても優しくてステキな態度だと思うけど、
それだけだと、
自分が悲しくなってしまうなら、
ちゃんと受け流さない態度を取るのも、
自分を守るために大切だと思いました。

心を大切にする