幸せになる方法

運命の分かれ道

分かれ道

今日ようやく、この本を読み終えました。

近年、発達障害と診断されるケースが、
急増している理由を、
紐解こうとしている本でした。

【発達障害と呼ばないで(幻冬舎新書) 岡田尊司 著】


私は電子書籍で購入したので、
蛍光マーカーを引いても、
消すことが出来るから、
大事だと思うところに線を引いたら、
蛍光マーカーばかりになってしまうくらい、
大切なことがたくさん書かれている本でした。

感出来るところは、
本当にいくつもあったのだけど、
その中で、

「まさに自分の想いと同じ!!」

と思ったところを、
私の拙いブログを読んでくださる、
皆さんにもお伝えしたくて、
ここに引用させていただきます。

定型発達の子どもは、常に多数派に属することができるし、社会は多数派の人の在り方を基準に作られているので何かと有利で、生きるのも楽である。
しかし、非定型型発達の子どもは不利を抱えながら、その不利をどうにか乗り越えようとする中で、想像を超えた能力を育むのである。
それを見つけ出して活かし、自信を持って生きられるか、それとも不利な点ばかりにとらわれて、自己否定に陥ってしまうかが運命の分かれ目に思える。

【岡田尊司 著 発達障害と呼ばないで(幻冬舎新書)より一部抜粋】

この本を書かれたのは、
精神科医で医学博士でもある、
岡田尊司先生という方です。

社会の在り方は、
多数派を基準に作られていて、
だから少数派である、
自閉スペクトラム症の私のような人間は、
社会のシステムに、
上手くはまることが出来ずに、
生きづらさを抱えてしまうというのは、
小学校に上がってから、
格段に生きる困難が増えた、
自分の経験から感じていたことでした。

自分の両親から、
マルトリートメントを受けていた私は、
愛着を祖母の遺影と結ぶことしか出来ず、
運命の分かれ道で、
自己否定の道に進んでしまったけれど。

一度自殺未遂をした時に、
自分を幸せにしてくれる存在など、
現れることはないのだと、
気付いてしまってから、
私は自分で自分を幸せにする方法を、
スピリチュアルから心理学まで幅広く学んで、
たくさんたくさん実践してきました。

今の私は、
自閉スペクトラム症という少数派の不利を、
何とか乗り越えようと模索していて、
さらに医師から受けた発達障害の診断を、

「自閉スペクトラム症という"障害"

ではなくて、

「自閉症スペクトラム症という"才能"

と呼べる人間になれるよう、
過去に手放してしまった自分の可能性を、
40歳も半ばを過ぎた今から、
拾い集めて再構築しているところです。

自分が過去に立たされた運命の分かれ目で、
家庭や社会の環境の影響で選んでしまった、
自己否定という辛く苦しい道を、
自己肯定という幸せな道に戻すために。

そしてその努力は、
今、少しずつ実を結んできています。

きっと運命の分かれ道はたくさんあって、
間違えたら何度でも、
選びなおすことが出来るのだと思うのです。

そのことに過去の自分は気付かなくて、
自分の人生は失敗したのだと思って、
自殺未遂なんて真似をして、
精神病院に入院することになったのだけど。

もしも今、過去の私と同じように、
自分の人生は失敗したと感じている人が、
私のブログを読んでくれているのなら。

自分の人生は選びなおすことが出来る。

そのことだけは、
覚えていて欲しいと思います。