愛着障害

ASDとHSPの気質は併存しない?

ASDとHSP

私は自分が、
ASD(自閉スペクトラム症)であるため、
そのような関連記事をよく読みます。

そして、偶然見かけたとある記事に、
私の尊敬する長沼睦雄先生が講演会で、

「ASDとHSPを併せ持つ人はいない」

と言われていたという内容を読んで、
私は慌ててしまいました。
(うろ覚えのため、言葉は正確ではありません)

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)
視覚や聴覚などの感覚が敏感で、生まれつき刺激を受けやすい特性を持っている人のこと。

ちなみに、長沼睦雄先生は、
発達障害やHSPに詳しい、
現役の精神科医であり、
私が生きる上で参考にさせていただいている、
本の著者でもあります。

【活かそう!発達障害脳―「いいところを伸ばす」は治療です。 長沼睦雄 著】


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私が長沼睦雄先生の話の講演会の話を読んで、
なぜ慌てたかというと、
私はASDにもHSPにも、
当てはまる気質を持っているからです。

だからその記事を読んでから、
私は色々なことを考えました。

「愛着障害のある人は発達障害と間違われやすいから、私はやはり発達障害ではなくて愛着障害なのではないだろうか?」

「私のHSPのような気質は、幼い頃受けたマルトリートメントが原因で、人の顔色を伺うことが癖になっているからではないだろうか?」

おそらく発達障害があったであろう父が、
絶対君主として、
家族を縛り付けていた家庭で育った私は、
生育歴にかなり問題があったため、
私に心の障害が起こる可能性は、
大いにありました。

けれどそれらは全て、
私の推察に過ぎません。

だからまず私は、その自分が読んだ内容が、
本当に正しいのかを確認することにしました。

そして長沼先生がケイクスという、
デジタルコンテンツで、
記事を連載していることを知って、
その記事を読み進んでいくと、
ASDとHSC(HSPである子供をさす言葉)の気質を併せ持った、
子供を診察したという記事に、
出会うことが出来ました。

興味のある方は、ケイクスで検索して読んでみてください。
※有料の記事もあります。

私はその記事を読んで、

「あぁ、やっぱりASDとHSPの気質は併存することがあるんだ」

と、自分の併せ持った気質を認めてもらえていることに安心し、
自分で事実を確認することの大切さを、
再認識することが出来ました。

でなければ私も、
傍迷惑な妄想劇場の住人に、
なっていたかもしれません。

そして、そのケイクスに載っていた、
生きづらさを抱えた人達の記事を読みながら、

「ASDやHSPの気質を持っていても、
社会で幸せに生きることは出来るよ」

と伝えられる自分でありたいと、
改めて思ったのでした。