職場で嫌なことがあった時、
愚痴を言い合える同僚がいました。
仕事に対して、
かなり細かくこだわってしまう、
私の話に付き合ってくれる、
とても大事な人だったのだけど。
最近、何かあった時に、
その人に愚痴のLINEを送ろうとすると、
手が止まってしまう自分がいました。
理由は…
愚痴を言った相手から、
さらに嫌な気分になる、
LINEが返ってくるから。
私の気持ちは相変わらず、
分かってくれたりするけれど、
私の愚痴にプラスして、
自分の嫌な気持ちを乗せてくるから、
彼から返ってくるLINEのメッセージを読むと、
LINEを送る前よりも、
嫌な気持ちになってしまうのです。
私が彼に、
10の嫌な気持ちを渡したとするならば、
返ってくるのは50の嫌な気持ち、
という感じ。
それなら、彼に何も言わずに、
自分の気持ちは自分で、
浄化してしまった方がいい。
そんな風に考えた私の選択肢から、
愚痴を言うという時間が消えたら、
毎日の夜の自由時間が少しだけ、
増えるようになりました。
その空いた時間にテレビを見て笑ったり、
ゲームをしたり、
ヒプノセラピーの誘導CDなんかを、
聞いていたら、
別に愚痴って言わなくても、
心の均衡を保てるものなんだな、って、
そんな風に思うようになってきました。
愚痴も、誰かの悪口と同じことで、
言った言葉は相手に直接届かなくても、
私がその人のことを悪く言ったエネルギーは、
相手に伝わるから、
その愚痴の対象の人間と私の関係が、
悪くはなっても、
好転するわけはないのです。
誰かと徒党を組んで、
愚痴の対象の人間を悪しざまに言うことで、
その時の自分の気持ちは、
晴れるかもしれないけれど。
そんな私の気持ちはきっと、
何らかの形で相手に届いて、
さらに相手に対して、
愚痴が言いたくなるような、
そんな人間関係しか育たなくなってしまう。
それはとっても不毛な悪循環。
だから。
愚痴を言える相手がいなくなったことは、
私にとって、きっと今後、
プラスに働いてくれるはずだと期待して、
今日も寝る前の時間を、
楽しく満喫したいと思いました。
