セラピー/カウンセリング

とても落胆した、元心理カウンセラーであるメンターとの会話

カウンセリング

今日、あるメンターの方とお話をしました。
(メンターとは指導者や助言者のことです)

元々そのメンターの方は、
心理カウンセラーをしていた方で、
将来的に自分と同じように、
子供の頃に虐待を受けて育ち、
ASD(旧アスペルガー症候群)の、
グレーゾーンで頑張って、
社会で生きている人達の、
役に立つ仕事がしたい、
と考えている私が、
その仕事に就く相談をしたい、
と考えて設けていただいた、
お話しの時間でした。

メンターと会話している時の私は、
子供の頃の自分の話をする事で、
自分のことを分かって欲しい、
という気持ちでいっぱいでした。

でも、メンターから返ってきたのは、
私が期待していた言葉とは、
全然違うものでした。

「あなたの過去にはいっぱい勘違いがあると思う」

そう言ったメンターの言葉に、
あんなに弾んでいた私の心は、
急速に勢いをなくしていきました。

私の過去の経験を話すと、

そんな酷いことをする親はいない、
あなたの思い込みだ

と言う方が、
時々いらっしゃいました。

そして、そんな人は大抵、
私が大袈裟に話しているのではないかと、
考えていらっしゃるようでした。

私はそんな人達に出会うと、
いつも諦めに似た気持ちで、
口をつぐむようになっていました。

この人も私のことを理解してくれないんだ…

そんな感情に囚われてしまった私は、
メンターと会話しながら、
自分の心が体をすり抜けて、
どこか遠くへ行ってしまったような、
そんな心持ちになってしまいました。

けれど。

それではダメなのだと、
私は自分の気持ちを奮い立たせました。

元々私は、
自分が助けたいと思う人の、
役に立てる方法を探すために、
このメンターに、
お話しの時間を、
とってもらったのであって、
決して自分のカウンセリングを、
してもらうためでは、
ありませんでした。

そしてメンターは、
私が望む仕事をするために、
必要だと思うことを、
私に伝えただけなのだと、
私は落ち込む自分の心を励ますために、
考えることにしました。

「自分の過去を振り返って、勘違いに気付けたら人の役に立てると思うよ」

メンターはそう言いましたが、
今の私は自分の過去が勘違いだなんて、
思っていません。

辛く苦しい思いをしてきたのは、
間違いなく本当です。

でも、幸せだったり、
楽しかったりした思い出があるのも、
また本当のことでした。

確かに、不幸だった事ばかりに注目しては、
自分を幸せにすることなど出来ません。

そして、私はこのブログで、
自分が幸せだった思い出を、
あまり語っていないことに気づきました。

それでは、父や母に対して、
フェアではない、とも考えました。

だから、これから。

もう一度、自分の過去と、
向き合う時間を作っていきたいと思います。