愛着障害

エリート赤ちゃん

泣いている赤ちゃん

昨日、娘の家に遊びに行った時に。

娘がとっても嬉しそうに、

「抱きグセがついちゃった〜」

と言って、私に子供を抱かせてくれました。

まだ生後2ヶ月の孫は首も大分据わってきて、
とっても可愛らしかったのですが、
もう4キロを超えているということで、
ずっと抱っこしているのは重かった為、
しばらくすると、
私は孫をバウンサーという、
赤ちゃん用の揺らせる椅子に下ろしました。

泣いている赤ちゃん

そうしたら…
あんなにご機嫌だったのに、
ぎゃん泣きされてしまいました。

娘が言うには、
抱っこしていないととても泣くのだけど、
自分が離れると泣きやんで、
近くにくるとまた、

「抱っこして〜」

と言わんばかりに泣き出すのだそうです。

私はその話を聞いて、
とても嬉しくなってしまいました。

娘がとっても愛情を注いで、
子供を育てているのが分かったので。

娘から見せてもらったのですが、
今の母子手帳には、

「子供に授乳しながら、
スマホを触ってはいけない」

などといった、
母子のコミュニケーション不足に対する、
注意事項が記載されています。

赤ちゃんは自分の欲求を、
泣いて伝えるけれど、
泣いても親がスマホなどに夢中で、
構ってくれないと分かると、
徐々に泣かなくなっていき、

「サイレントベビー」

と呼ばれる、
泣かない、笑わない、
無表情な赤ちゃんになるのだそうです。

娘は自分の子供が泣いて、
自分を呼ぶことに対して、

「泣くことが赤ちゃんの仕事だもんね。
仕事をきっちりする、エリート赤ちゃんだね」

と表現していました。

私はそんな娘と孫を見ていて、
とても幸せな気持ちになれました。

機能不全家族の中で育ち、
父親から虐待を受け、
兄から家族に不要だといわれ、
ASD(自閉スペクトラム症)の特性から、
母親に理解出来ないと言われた私が、
シングルマザーとして、
0歳の時から1人で育てた子供。

その子供が愛情いっぱいの、
幸せなお母さんになっていることが、
私に誇らしさを感じさせてくれました。

機能不全家族の虐待の負の連鎖は断ち切れる。

そんな風に思うことが出来た娘との会話。

娘も孫も、生まれてきてくれてありがとう。

私も抱きグセがついてしまった、
孫の育児を手助けするために、
日に日に重くなっていく孫を、
精いっぱい抱っこしてあげたいと思います。