発達障害(ASD)グレーゾーン

10カ月ぶりの精神科受診

医師の診察

昨日は思い立って、
以前発達障害の検査を受けた精神科を、
受診してきました。

いつも予約でいっぱいの病院のため、
先週連絡して、
昨日受診出来るのは、
とてもラッキーでした。

やはり、平日だということが、
予約が取れた大きな要因なのだと思います。

父の3回忌で実家に帰って、
昨日は疲れているはずだから、
自分をゆっくりさせてあげようと思って、
事前に昨日の休暇を申請していたのが、
役に立ちました。

有給休暇申請

10カ月ぶりにお会いした先生は、

「頑張ってますか?」

と声をかけてくれて、
それだけで私は涙が出そうになりました。

私はそんな自分の反応に、
ビックリしてしまいました。

私は自分が、
ちょっとしたきっかけで
泣きたくなるほど、
気を張って生きていたことに、

全く気付いていなかったのです。

私は自分が転勤予定であることや、
10月から始めた新しい学びの場所で、
皆んなと同じ内容のメッセージを読んだのに、
自分1人だけ違う解釈をしてしまい、
劣等感に苛まれたことなどを話しました。

医師の診察

そんな私の取り留めのない話を聞いて先生は、

「環境の変化は辛いね」

「人とのコミュニケーションに苦労しますものね」

と、
私の一つ一つの話に共感を示してくれました。

それはとても嬉しいことだったのですが、
私が昨日受診したのは、
自分の近況を聞いて欲しかったからでは、
ありませんでした。

私は今度の転勤にあたり。

新しい環境で失敗しがちな自分が、
自己否定に走らなくて済むような、
心の支えを得るための協力を頼みに、
先生の元を訪れたのでした。

私の願いを聞いた先生は、

「初めて依頼された内容ですぐには無理なので、
用意が出来たら連絡しますね」

と言って、引き受けてくれました。

私は自分のお願いが、
引き受けてもらえないんじゃないかと、
かなり緊張していたために、
先生の言葉を聞いて、
また泣きたくなってしまいました。

私は嬉しくても悲しくても、
すぐに涙が出てしまうようです。

でも、このお願いは、
10カ月前に心理検査の結果をみた先生から、

「ASDの中のアスペルガー症候群と言われていたものに、
該当すると思います」

との診断を受け、
コミュニケーションに困難を抱えている様子が、
現れているものの、
持って生まれた特性だから治療法はない、
と言われた時に、

誰にも頼れないのなら、私は自分で自分の状態を改善しよう!

と決心してから、
ずっとお願いしたいと、
思っていたことだったけれど、
お願いする勇気の出ない内容だったため、
今回の転勤がキッカケとなって、
お願いすることが出来て良かったです。

望まなかった転勤が、
私の望む行動を促してくれたのだから、
"起きることは全て必然"
なのだと思います。

これは私が、
自分の人生を肯定するために大切にしている、
考え方の1つでもあります。

この行動が、
必ず報われるとは限らないのだけど。

まずは勇気を出して動けた自分を、
褒めてあげたいと思います。