発達障害(ASD)グレーゾーン

発達障害は想像力が無い、の本当の意味

私はアスペルガー症候群の3つ組の障害に当てはまらない?

私は自分の生き辛さの原因を調べていく中で、
発達障害という言葉を知りました。

そしてその中のアスペルガー症候群の特徴に、
自分がとても、
よく当てはまっていることに気付きました。

現在、アスペルガー症候群は、自閉スペクトラム症という呼び方に統一されているようです。
詳しく知りたい方はこちらが分り易いかと思います。

それからはネットで、
アスペルガー症候群のことを調べてみたり、
無料で出来る、
アスペルガー診断テストをしてみたりして、
私の人生の中で、
人間関係のトラブルが多い理由は、
自分がアスペルガー症候群だからなのではないか、
と思うようになりました。

私がネットで受けた、
アスペルガー診断の結果はこちらです。

知り合いにも、
10人近くこの診断をやってもらいましたが、
私と同じくらいに、
点数の高い方はいらっしゃいませんでした。

私には娘が1人いるのですが、
その娘からも、

「お母さんはアスペルガーの特徴に、
とても当てはまっていると思う」

と言われ、
私の疑いは確信に変わりました。

ただ、私はよく言われる、
アスペルガー症候群の3つの特徴のうち、
一つが自分には当てはまっていない、
と考えていました。

いわゆる「3つ組の障害」と呼ばれるもので、
次の3つになります。

  1.  社会性の障害
  2.  コミュニケーションの障害
  3.  想像力の障害

1や2は人付き合いが苦手で、
友達も殆どいなかった為、
まったくその通りだと思ったのですが、
3だけは「私は違う」と思っていました。

子供の頃から友達がおらず、
一人で遊ぶしかなかった私は、
空想や妄想をして、
遊ぶことが多かったからでした。

けれど、ここでいう想像力は、
空想や妄想の能力でないことを
つい最近知りました。

アスペルガー症候群の、
想像力の障害という時の意味は、

相手の立場になって考えたり、
未来を適切に予測したりする能力

のことだと、
本やネットに書いてあったのです。

その言葉は、
私がアスペルガー症候群について、
調べていた時に、
何度も私の目に、
入ってきていたはずだったのですが、

「想像力とはこういうもの」

という、
確固たる思い込みがあった私には、
全く頭に入ってきて、
いなかったようでした。

発達障害は想像力が無い、の本当の意味

私は思い込みが激しいため、
よくこのような事が起こります。

そしてアスペルガー症候群における、
想像力の定義を知って、
ようやく私は、
自分が3つ組の障害、
全てに当てはまると、
認めることが出来るようになりました。

そのような定義であれば、
私は中学入学の時に、
この「3つ組の障害」の特徴、
全てに当てはまるであろう、
有名なエピソードを一つ持っていました。

私が中学校に入学した時の担任は、
厳しいと評判の人でした。

しかし私は、
そのような人の評判に疎く、
興味もなく、
自分の担任がどんな人間かは、
分っていませんでした。

そんな私を、
担任はクラスの副委員長に任命しました。

私はクラスの中心になれるような、
人間性ではありませんでしたが、
任命されてしまったら、
引き受けるしかないと思っていました。

私には一つ年上の兄がいるのですが、
その兄から、

「女は役員決めの時に泣いてやらないから狡い」

と言われたことを、
凄く不快に思っていたからでした。

けれど不思議なことに。

担任は私を副委員長に任命しておきながら、
何度も何度も、

「嫌ならやめていいんだぞ」

と私に繰り返して言うのです。

最初は引き受けるつもりだった私ですが、
だんだんと、

「この人は私に、
副委員長を断って欲しいのではないだろうか」

と思うようになっていきました。

いったん私を指名してしまったものの、
私がクラスを、
引っ張っていけるような器ではない、
と気づき、
私に断るように、
催促しているのではないか、
と考えだしたのです。

だから私は、
最後に担任から、

「嫌だったら断っていいんだぞ、どうする?」

と言われた時に、

「変えてくれますか?」

と答えました。

それが担任の望む答えだと思ったのです。

けれど、その瞬間、
クラス中がざわついたのが分りました。

そして、さっきまで、
あんなに私に、
断るように催促していた担任が、
私が返事を口にした途端、
烈火のごとく怒りだしたのです。

「お前が断れば、誰かがやらなきゃいかん。
お前はそれを人に押し付けるのか」

そんな言い方をされて、
私は非常に混乱しました。

断るように言っていたのは担任の方だと、
私は思ったからです。

結局私は立たされたまま、

「じゃあ、やります」

と答えたのですが、
非常に気まずい空気が教室に流れ、
後からクラスメイト達に口々に、

「本当に断るなんて馬鹿じゃないの?!」

と言われ、
誰も担任の断っていいという言葉を、
本心だと思っていなかったことが、
分りました。

けれど私には最後まで、

「断ってはいけないなら、
何であんなに断っていいって言ったのだろう?」

と、
担任の言動を、
理解することが出来ませんでした。

しかし周囲の人達からみれば、
言動が理解出来ないのは、
担任の方ではなく、
私の方だったようでした。

担任の言葉の真意を、
クラスの中で1人だけ、
理解することが出来ず、
担任を怒らせることも、
予測出来なかった私は、
この入学初日のエピソード一つで、
すでにクラスの皆んなから、

少し変わった人間

として認識されてしまったのでした。


そのような、

相手の気持ちや未来予測に関する想像力の欠如

なら、
枚挙にいとまがありません。

決してわざとではないのですが、
そのように生きてきました。

自分を、
発達障害グレーゾーンだと思っている方、
特に女性の方は、
空想力や妄想力はあるのではないか、
と思います。

その能力がなかったら、
辛い現実から離れられないからです。

だからもし万が一、
少し前の私と同じように、

「私はとても発達障害の特徴に当てはまるけど、
想像力はあるから、
やっぱり発達障害ではないのかもしれない」

と誤解している方がいたら、
その想像力とは違うもの
だということを知って欲しくて、
今回のこの記事を書きました。