私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。
前回の記事はこちら→マルトリートメントと私50.理解出来ない恋愛感情
※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。
幼い頃から父親に要らないと言われ、
母親には私の、
ASD(自閉スペクトラム症)の、
性質が重かったのか、
と言われ、
兄からは、
と言われていた私は、
自分の家族は敵だと思っていたため、
いつも家の中では、
自分の心をこれ以上傷つけられないように、
無愛想な仏頂面で過ごしていました。
そんな私を見て母は私を、
「全く可愛げがない子」
だといい、兄からは、
「陰気なブス」
と言われ、嫌悪されていました。
だから私は、
自分の容姿に全く自信が無かったし、
他の同級生達と違って、
汚れてしまっていたため、
こんな私に好かれたら、
相手が迷惑するだろうから、
人を好きになってはいけない、
と考えていました。
この心の裏には、
もし、自分が好きになった相手から、
気持ち悪がられてしまったら、
私の心はもう、
立ち直ることは出来ないという思いが、
隠れていました。
私にとっては、
自分が好きになった相手に、
好かれたいと願うことなどおこがましく、
嫌われないことを願うのが、
精いっぱいだったのです。
だから、相手に嫌がられてもいいように、
自分が好きだと友達に言う相手は、
自分が好きなことが相手に伝わって、
相手から嫌がられてもダメージを受けない、
どうでもいい人に、
設定しておく必要がありました。
自分がこの世に存在することを、
家族からも、
その他の人間からも、
肯定してもらえなかった私は、
これ以上、
他人から自分を否定されることを、
とても、とても恐れていたのです。
だから、中学校では、
自分のことを、
皆んなに好きになってもらえるように、
少女マンガの、
雑誌の主人公の友達をお手本に、
本来の自分とは違う、
明るくて少しおバカで天然な女の子を、
精いっぱい演じていました。
主人公をお手本にすることは、自分に自信が無さ過ぎて出来ませんでした。
その甲斐が、あったのでしょうか?
私と同じクラスの中に、
自分に好意を寄せていると思われる、
男の子が発生したのです。
ASD(自閉スペクトラム症)ではあっても、
機能不全家族の中で、
愛着障害を抱えて育った私は、
人の好意にとても飢えていたがために、
自分に寄せられる好意にとても敏感でした。
今まで、
他の人間より雑に扱われることはあっても、
他の人間より大切に、
扱われたことの無かった私は、
その男の子が、
他の誰より自分を優先する態度に、
どう接していいか分かりませんでした。
その男の子が、
自分に好意を寄せていることを感じて、
「私を好きなんて、何て趣味の悪い男なんだ」
と、
その男の子の人を見る目の無さに、
本気で軽蔑したりしました。
あからさまな、その男の子の態度は、
私が所属している、
グループの女の子達にもバレバレで、
以前、好きな男の子を捏造する時に、
私が危惧したように、
その男の子と何か話すごとに、
からかわれるようになっていました。
私が恋愛絡みで人からからかわれた時に、
リアクションの参考にしていたTちゃんは、
片想いの相手のことを、
友人にからかわれるパターンだったため、
自分を好きな相手のことで、
友人にからかわれた場面での、
リアクションの参考にするものが無くて、
私は同じグループの女子から、
からかわれる度に、
どういう態度を取れば良いか、
分からなくなってしまっていました。
ほかに参考に出来る、
リアクションが無かった私は、
結局、過去の自分の経験や感情に基づいて、
友人にからかわれる場面や、
自分に好意を寄せる男の子に、
対応するようになってしまい、
そして、そんな私の対応法が、
大きく間違った結果になることなど、
ASDで愛着障害があり、
人生経験も浅かった当時の私には、
全く予想することが出来なかったのでした…
マルトリートメントと私52.間違えた対応に続きます。