子供の頃からずっと生きづらさを抱えてきて、
私は自分の生きづらさの原因が、
ASD(自閉スペクトラム症)
であることを知りました。
これは生まれもった器質だから、
甘んじて受け入れるしかない、
と思っていたのですが、
編入した通信制大学の、
スクーリングで受けた発達心理学の授業で、
「被虐待児は発達障害になる可能性がある」
と言われたこと、
愛着障害と発達障害はとてもよく似ていて、
専門家でも区別をつけるのが難しいこと、
などを知りました。
岡田尊司著:発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)
私は子供の頃、
虐待と呼ばれる行為を受けて育ちました。
そのことが、
今私が発達障害と呼ばれていることに、
関係しているのではないか、
そして私が発達障害と呼ばれる状態なのは、
実は愛着障害が関係しているのではないか、
そんな疑念をいだいた私は、
自分の生育歴を探っていってみることに、
したのです。
ただ、とても長くなってきてしまったため、
中学生編として、
ここに今までの分をまとめようと思います。
幼少期までの記事はこちら。
小学生までの記事はこちら。
中学生時代の記事はこちら。
【マルトリートメントと私.中学生編】
- マルトリートメントと私45.生きていた私
- マルトリートメントと私46.自分の好みが分からない中学生
- マルトリートメントと私47.読み違えた対応
- マルトリートメントと私48.何となく見えた私の評価
- マルトリートメントと私49.小学校からの努力の成果
- マルトリートメントと私50.理解出来ない恋愛感情
- マルトリートメントと私51.現れた好きな人
- マルトリートメントと私52.間違えた対応
- マルトリートメントと私53.愛情の恩返し
- マルトリートメントと私54.受けた報い
- マルトリートメントと私55.それでも"普通"になれない私
- マルトリートメントと私56.性格を変える通信教育
- マルトリートメントと私58.O先生への感謝
- マルトリートメントと私59.打ち砕かれた夢
- マルトリートメントと私60.すーちゃんの引越し
- マルトリートメントと私61.病気を望んだ結果
- マルトリートメントと私61後日譚.病気を望んだ私のその後
- マルトリートメントと私62.父に対する兄の態度の変化
- マルトリートメントと私63.甘かった父への期待
- マルトリートメントと私64.蕁麻疹とハムスター
- マルトリートメントと私65.気絶するほどの疲労
- マルトリートメントと私66.母親に気味悪がられる子供
- マルトリートメントと私67.覗かれたお風呂
- マルトリートメントと私68.ASDの過集中と先生達の偏見
- マルトリートメントと私69.浮かばない未来
私が子供の頃に家庭の中で起こったことは、
確かに虐待と呼ばれる行為で、
絶対に許されないこともされたけれど、
ただ大人になった今、
酷いだけではなかった父がいたことも、
一生懸命私を育てようとしてくれた、
母の思いも分かるから、
親の全てが悪かったように感じてしまう、
"虐待"という言葉はあえて使わずに、
「マルトリートメント」
という言葉を使わせていただいています。
意味は、不適切なかかわり。
特に、大人の子供に対する、不適切な養育や関わり方をいい、身体的・性的・心理的虐待とネグレクトを、包括的に指す。
[補説]厚生労働省が示す児童虐待の定義に相当する。
【コトバンク様より引用】
私の過去の経験が、
今現在、生きづらさを抱えていたり、
愛着障害や発達障害で、
悩んでいらっしゃる方の、
何かの参考になれば幸いです。