私の成育歴

マルトリートメントと私68.ASDの過集中と先生達の偏見

駄目だしする保険医
私がなぜ、自分の生育歴を振り返るようになったのかは、私が自分の成育歴を振り返ることにした理由をご覧ください。
私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。

※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。

小学生の頃に、
同級生に普通を教わっていた私は、
クラスに溶け込むために、
普通の人達のマネをするだけでなく。

おどけてバカな真似をして、
皆んなに笑われることで、
自分が無害な人間であることを、

周囲にアピールしていました。

その時の私は、
顔は笑っていましたが、
心は虚ろでした。

私は自分以外の誰かになることでしか、
学校で生き延びる術を、
得ることが出来なかったのでした。

そう、
この小説に出てくる少女のように。

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そんな努力の甲斐あって、
私のような人間も、
中学校1年生の時に、
ある女子グループに所属することが出来て、
"友達"というものが存在していました。

それは自分以外の、
誰かになることでようやく繋がった、
とても細い関係でしたが、
私が中学校という社会で生きていく上で、
とても大切なものでした。

3年生のクラス替えの時、
私が所属していた女子グループの子は、
私と殆ど別なクラスになってしまい、
私と同じ女子グループに所属していて、
私と同じクラスになったのは、
"チャコちゃん"1人だけでした。

そのため、
私とチャコちゃんはよく一緒にいました。

けれど2人という人数は、
私に緊張をもたらしました。

2人だと、
自分が普通でないことが、
バレやすくなってしまうと思ったからです。

私はチャコちゃんに、
本当の自分がバレて嫌われないように、
以前にも増して、
おどけてバカなマネをするようになりました。

私の普通と違う言動は、
単にふざけているからなのだと、
チャコちゃんに思ってもらう必要がありました。

けれど、私のこのような言動は、
保健室の先生に、

不真面目で性格の悪い生徒

だと映り、
嫌われていたようでした。

私がそのことを知ったのは、
クラスで起こったある事件が原因でした。

チャコちゃんが中間テスト受験中に、
トイレに行きたいと言い出せなくて、
教室でオシッコを漏らしてしまったのです。

私はその時、
教卓の真ん前の、
一番前の席に座っていて、
チャコちゃんは私の右隣の列の、
一番後ろの席に座っていました。

そのため、テスト時間中に、
教室の後ろが、
ザワついたことには気付いたのですが。

テスト時間中に、
後ろを向いてはいけないと思った私は、
そのまま集中して、
テストを受け続けました。

勉強する少女

そしてテストを受け終えて、
チャコちゃんが居ないことに気付いた私は、
チャコちゃんがどうしたのか心配で、
クラスの人達に何があったのかを、
本当に心からお願いして、
聞いて回ったのですが、

皆んなのリアクションは、

「またまたぁ」

「本当は分かってて言わせたいだけなんでしょ?」

といったものばかりで、
誰一人、教えてはくれませんでした。

私はそんな皆んなの、
思わせぶりな態度に、
本当に腹が立ってしまいました。

「もういい!!」

私が怒りながらそう言うと、
ハムスターが死んだ時に話しかけてくれたAちゃんが、

「本当に知らないの?」

と声を掛けてきてくれました。

私が黙って頷くと、

「テストの点がいい人って凄い集中力なんだね」

と驚きながら、
チャコちゃんがテスト中に、
オシッコを漏らしてしまい、
先生に連れられて、
保健室に行ったことを教えてくれました。

私はショックと心配で、
いてもたってもいられなくなりました。

実は私も、
小学生の時に体育館でオシッコを漏らして、
とても恥ずかしい思いをしたことがあったからです。

その後、男子にしばらく、
からかい続けられて、
とても辛い思いをしました。

小学生の私が、
あんなに恥ずかしかったのだから、
中学生のチャコちゃんは、
どれだけ傷ついているだろうか、
と思いました。

私がチャコちゃんを守ってあげなきゃいけない。

そう思った私は、
急いで保健室に行ったのですが、
保健室の先生から、

「からかうのはやめなさい」

と言われて、
中に入れてもらえませんでした。

駄目だしする保険医

自分はチャコちゃんの友達で、
心配してきたのだという私の言葉に、
保健室の先生は、
一切耳を貸そうとはしませんでした。

私は保健室の先生のその態度に、
酷いショックを受けました。

私は小学生の時に担任の先生に嫌われて、
先生から無視されるといった、
経験をしましたが、
中学生でもまた、

先生からの偏見により、
汚いものでも見るような視線を向けられて、
的外れな注意を受けたことで、
先生という無理解な人種に対する怒りを、
止めることが出来ませんでした。

そしてチャコちゃんの助けにならない自分を、
とても悲しく思いました。

その後、保健室の先生は、
保健室に駆けつけてきた私の横で、
私以外にもチャコちゃんを心配して、
保健室にきていた他の女の子達に、

「この子と一番仲の良い友達を教えてもらえる?」

と言い、
その子たちが気まずそうに、

「じゅんちゃんです」

と答えると、
保健室の先生は目を向いて見下しながら、

「本当にあなたなの?!」

と言って、
ようやく渋々、
私を保健室の中に入れてくれました。

保健室に入れてもらう時に、

「この子が一番の友達だなんて!」

という先生の声が、
頭上から降ってきましたが、
私は敢えて、
聞こえないフリをしました。

チャコちゃんは気丈に、
心配する私を逆に安心させるように、

「大丈夫、ありがとう」

と言うと、
汚れてしまった制服の替わりに、
ジャージ を着て、
保健室を出ていきました。

そんなチャコちゃんを見て、
私は自分が同じ立場なら、
そうして欲しかったことを実行しました。

私は今回の事件には一切触れず、
何事も無かったかのように、
いつもと同じ態度で、
チャコちゃんとバイバイしました。

次の日、
チャコちゃんをからかおうをする男子が、
チャコちゃんに寄ってきて、

「オシッコ漏らしたよねぇ」

と言ってきましたが、
チャコちゃんはこれを無視し、
私はそんな男子に気付かないように、
チャコちゃんに別な話題で話しかけ、
その男子から引き離しました。

その後、
その男子は何回か、
チャコちゃんをからかおうと、
寄ってきましたが、
その度に私は、
チャコちゃんにいつものような、
バカな話をして、
おちゃらけることで、
その男子が近づいてくることを、
阻止することが出来ました。

私がオシッコを漏らした小学生の時とは違い、
さすがに中学生ともなると、
そんなことで、
人をからかう行為は恥ずかしいと、
考えることが出来るようになるのか、
そうやってからかおうとする男子は、
1人だけだったことと、
皆んなそろそろ、
高校受験を考えなければいけない時期で、
他人のことを構う余裕も無くなったのか、
チャコちゃんのこの事件は、
私に先生達に対する敵意を植え付けたまま、
すぐ収束に向かったのでした。

マルトリートメントと私69.浮かばない未来に続きます。