発達障害(ASD)グレーゾーン

大人気の精神科の予約で感じたこと

病院予約

実は昨日、
仕事のお休みをとっていたのですが、
その理由は、
通院したい精神科の予約をとるためでした。

私は自分が、
発達障害ではないかと感じながら、
インターネットの診断のみしか受けておらず、
病院の先生の診断を、
受けたことは無かったため、
1度ちゃんと判定してもらいたい、
と思っていたのですが、
迂闊に精神科の病院に行って病名をつけられ、
薬漬けになることを恐れていました。

私はただ、
自分の生き辛さの原因を知りたくて、
その理由が発達障害であるのなら、
その対応策を知ったら、
生きやすくなるんじゃないかという、

「社会で円滑に生きる方法」

を手に入れたくて診察を望んでいたので、
決して治療を望んでいる訳では、
ありませんでしたし、
自分の持って生まれた資質が、
悪いものだとも思っていませんでした。

私は大多数の意見から外れてしまう、
この生き辛い自分でも、
とても愛しい存在だと感じていて、
治さなければいけないものだという意識は、
持っていなかったからです。

そんな中、
自分と社会のズレを教えてくれる、
発達障害者が社会で生きるために、
必要な行動を教えてくれる、
精神科を見つけた時に、

「ここで診察を受けたい」

と思うようになりました。

ただ、
私のように思う人間はとても多いようで、
初診の予約は電話でとるのですが、
前回の予約受付開始日には、
とても電話が繋がらず、
ずっと仕事中に電話をかけ続けて、
ようやく1時間後に繋がった時には、
すでに予約受付は終了していたため、
今回は仕事を休んで、
診療の予約電話に臨んだのでした。

それでも、
予約開始時間ぴったりにかけたのですが、
繋がらず、
リダイヤルで30分かけ続けても話し中で、
コール回数が200回を超えた時に、
私は今回もダメだった、
と諦めて電話をかけることをやめました。

そして私を含めて、
こんなにも、
精神科にかかりたい人間がいることが、
こんなに、
自分の精神はおかしいのではないかと、
悩んでいる人間がいることが、
とても悲しく感じました。

私は素の自分でいると、
皆んなと違う言動をとってしまい、
変わった子と言われ続け
人の中にいることが、
とても苦痛で怖くなってしまったけれど。

私はもともと人が怖い訳でも、
病んでいる訳でもなかったのです。

ただ、ものの見方や捉え方が、
皆んなとは違っていた。

そのことで自分を否定されて傷つき、
自分と同じように、
苦しみ悩んで生きてきた人間が、
どれ位いるのだろうと思いました。

ただ自分で在るだけで、
はじかれる悲しさを私は知っています。

そして、
皆んなに合わせて生きることが、
どんなに苦痛で、
自分を取り戻すことが、
どんなに大変かを知っています。

そんな風に生き辛さを抱えている人間が、
とても沢山いるのだということを、
今回の精神科の予約の取れなさで実感しました。

そして、私のように予約が取れなくて、
やっぱり自分1人で、
試行錯誤しながら生きている人間も、
沢山いるのだと思います。

そんな人達と。

少しでもこのブログで繋がって、
皆んなで生きやすくなっていけたらいいな、
と思いました。