幸せになる方法

自分の望まない事が起こった時に

私は一昨年の4月に、
今の支社に転勤してきました。

転勤してきた今の支社は、
会社の社則をキチンと守っておらず、
問題がいっぱいで。

決まりごとをキチンと守らないと落ち着かない、
ASD(自閉スペクトラム症)の特性を、
もっている私は。

2年という時間をかけて、
会社の社則に則った、
業務の仕方を自分の部署に浸透させ、
支社で定めたルールが古すぎて、
法律と合っていないところは、
支社のルール改正(自分の部署のみ)
という大仕事を断行し、
問題点を改善していきました。

それと、同時並行して。

昨年度、今年度と、
支社が5年に1度行う、
大規模なイベントの担当として、
初めての業務に追われ、
なんとかそのイベントを成功させ。

「来年度はゆっくり過ごそう」

と思っていた、矢先。

突然、上司から、

「あなたには4月から、
違う営業所に転勤してもらいます」

と言われました。

とても、ショックでした。

私は転勤など一切希望していなかったからです。

大変な業務が終わったら転勤させるなんて、
会社にいいように使われたようで、
腹が立ちました。

転勤してしまっては、
日々の成長を楽しみにしている孫とも、
なかなか会えなくなってしまいます。

孫との時間

悲しさと腹立たしさで、
気持ちはグチャグチャだったのですが、
体はホッとしているのを感じました。

もう、この部署の人達の面倒を、
みなくていいんだ。

私のネガティブな感情とは別に、
無意識にそう感じた私の体からは、
自然と力が抜けていって、
私は自分の体が、
とても軽くなっているのを感じました。

そのことで私は、

今の職場の自分の業務が、
どれだけ自分の負担になっていたかを、
知りました。

この支社に転勤してきてから約2年。

大変で大きな業務ばかりを任されて、
ずっとずっと、
大きなプレッシャーと闘うために、
いつも体に力を込めながら働いていた私。

そんな自分に気づいたら。

もしかしたら、この転勤は、
私にとって良いことなのかもしれない。

そう思えるようになりました。

きっと、
私の魂の声に正直なのは、
損得勘定でいっぱいの、
思考から導き出される感情ではなくて、
何のエゴも介さない、
私の体から感じる感覚だと思うから。

この転勤はもしかしたら。

頑張っている自分に気づかない私に、
神さまがプレゼントしてくれた、
ご褒美なのかも知れない。

私は自分と、
自分を守ってくれている存在を信じて、
今度の望まない転勤を、
そんな風に受け止めることにしました。

そうしたら。

あんなに腹立たしかった上司の言葉が、
とても素敵なものに思えて。

私は自分の未来が、
とてもキラキラと、
輝いているように感じたのでした。