発達障害(ASD)グレーゾーン

私の風邪が悪化した理由

大掃除

明日はうちの支社で行っている、
プロジェクトの確認のために、
本社から社長がやってきます。

そのため今日は、
自分達のいる部署の清掃をしておくよう、
支社長から言われていました。

だから私は、
昨日のうちに自分の部下達に対し、

「明日の午前中は清掃作業をするので、
ご協力をお願いします」

と言っていました。

うちの部署の部下達は、
年末の大掃除の時も、
一切掃除をしようとせず、
私と、
うちの部署と同じフロアを使っている、
別な部署の所属の人達2人で、
そのフロア全体を掃除したため、
今回も自分の部下達は、
決して自分達からは、
動き出さないだろうと思い、
私は風邪をひいていて、
昨日の夜も37度の熱が出ていたけれど、
率先して朝から、
清掃作業を行なっていました。

私は具合が悪くて、
途中で何度か座り込んでしまいましたが、
うちの部下達は、
一切清掃作業をしようとしませんでした。

私は途中、
あまりにも腹が立って、
何度か部下達に作業をするように、
言おうかと思いましたが、

「全くやろうとしないあいつらには、
何も言いたくない」

と言って、
途中から清掃に、
課長自らが参加してくれた時に、

「あんな人達と口をきくのも嫌だ」

と私も思ったため、
結局、年末の大掃除の時のように、
私と課長と、
同じフロアを使っている、
別な部署の所属の2人で、
フロア中を清掃しました。

大掃除

結局、4人で作業して、
2時間ほどかかり、
私は風邪が悪化して頭と喉が痛かったため、
午後から有給休暇を取って帰りました。

この時、
私は自分の部下達を見ていて思ったのです。

定型発達者が人に気を遣えて、
ASD(自閉スペクトラム症)が、
人に気を遣えないっていう考えは、
全く違うな

って。

少なくとも決められたことを、
きちんと守りたい、
ASDである私は。

皆んなで作業をする、
と決まっている時間に、

作業に参加しない、
という選択肢を、

選ぶことはありません。

まして、
自分の上司達が率先して作業をしているなら、
私はすぐに自分の仕事の手を止めて、
作業に参加しようとします。

清掃作業を自分の上司にさせて、
自分がやらないのは、
部下としてあるまじき態度だと、
思っているからです。

けれど、私の部下の定型発達者は。

自分の周囲の人達の様子を見て、
誰も作業に行かないと思うと、
自分も作業に行かない、
という行動を取りました。

私には5人の部下がいます。

そのうち1人は休みだったものの、
残った部下の数は4人。

主任である部下Aは、
窓口対応があるため、
基本的に作業には参加しないのですが、
窓口対応業務以外に、
作業が終わってからでもいい業務を、
作業時間に行いだして、
そのために、
その業務を一緒に行う部下Bも、
これ幸いとばかりに、
作業に参加しませんでした。

ここで、
作業に参加出来る残った部下は、
部下Cと部下Dの2人になるのですが、
部下Dは事前に、
商品が納品されてくるため、
作業に参加出来ないと言っていたため、
作業に参加出来るのは、
部下Cのみでした。

けれど、
定型発達者である部下Cは、

皆んなが作業に行かないから、
自分も行かなくていいと考え、
全く作業に参加しようとしませんでした。

私にはこの考え方は、
全く理解出来ません。

私なら、
自分以外ほかに、
作業に参加出来る人がいないと、
分かっていたら、
他の人の負担を減らすためにも、
少しでも早く、
作業に参加しようとするからです。

そして、
私が部下Aの立場だったなら。

もちろん、
作業をやると言っている時間に、
作業が終わってからでも出来る業務を、
バッティングさせることはなく、
部下Aは主任であり、
係である部下Bと部下Cの上司であるため、

「上司達が作業に行っているのだから、
あなた達も作業に行ってください」

と、
作業に行かない部下達を諫めるでしょう。

このブログを、
読んで下さっている方の中には、
部下Aに言わせるのではなく、
自分で部下に言えばいいと思われる方も、
いらっしゃるかもしれませんが、
私は自分の部署のある部屋が、
そのフロアの一番端にあるために、
自分の部署のある部屋と、
対角にある一番奥の部屋から、
清掃を始めていたため、
自分の事務所の様子が分からず、

唯一作業に参加出来る部下Cが、
作業に参加しないつもりでいるとは、
思いもしませんでした。

そのため、
なかなか作業に部下Cが来ない、
と思いながらも、
何か事情があるのではないかと思い、
呼びには行かなかったのです。

だから私が、
部下達が全く作業をする気が無い、
と知ったのは、
途中から作業に参加してくれた課長に、
事務所にいる部下達の様子を聞いた時に、

「全くやろうとしないあいつらには、
何も言いたくない」

言われた時でした。

私が風邪をひいていて、
2日前に仕事を早退したことは、
部下達全員が知っていました。

今日も体調は良くなかったけれど、
私が率先して作業に出たのは、

自分が具合が悪いからと、
作業に参加せずに、
部下Cにだけ作業をさせるのは、
申し訳ないと思ったからでした。

ASDの私は部下Cを気遣いましたが、
定型発達者である部下Cは、
私への気遣いなどしませんでした。

だから、
やっぱり私は思うのです。

気遣いが出来る出来ないは、
定型発達者やASDといった違いではなく、
その人の思い遣りによるものの方が大きい

って。

私にはASDだけではなく、
愛着障害や、
HSP(とても敏感な人)の性質もあるので、
一概には言えないけれど。

ASD=人への気遣いが出来ない

この公式も、
一概には言えないのではないか、
と思うのです。