幸せになる方法

愛着障害の私がお得意様への転勤のご挨拶をプライベートで回ったら

居なくなる女性

実は先週の日曜日。

もう転勤する日まで、
仕事では会えないだろうと思った、
お得意様2人ところへ、
プライベートでご挨拶に伺ってきました。

プライベートで伺うことは、
仕事で挨拶回りをするよりも、
さらにハードルが高かったのだけれど、
そのお得意様2人は、
私が今の支社に転勤してきた時に、
初めて担当したお客様で、
私にとてもよくしてくださって、
だからといって、
すでに別な担当に、
移ってしまっているお2人に、
今更私が挨拶に行くのは、
躊躇われたのですが、

「もし自分が相手の立場で、
自分に一言もなく転勤されたら、
きっと裏切られたように感じられるから」

そう思って、
勇気を出して行ってきました。

私は人間関係において、

"裏切られた"

と感じることが、
多分、人よりも多い人間だと思います。

それは私が過去に
愛着障害を抱えていたことが、
大きな原因ではないかと思っています。

今の大人になった私なら、
相手の優しさが特別なものかどうか、
判別することが出来ますが、
幼少時に親からマルトリートメントを受け、

"要らない"

と言われて育ってきた私にとって、
ほんの少しでも自分のことを気にかけて、
優しくしてくれた相手は、
例え相手にとって、
私に対してとった言動が、
普通のことであったとしても、
私にとって相手の方は、

"特別な人"

になってしまっていました。

だから自分にとっては、
特別だったその人が、
相手にとっては、
普通の関わりの人間でしかない、
という違いを、
子供の頃の私は、
理解することが出来ておらず、
相手にとって、
普通の関わりしかない私に対して、
相手が何も言わずに去っていくという、
相手にとってみれば、
当たり前の行動に対しても、
いつも私は、
裏切られたように感じていたのです。

居なくなる女性
あの悲しい気持ちを、
他の人に味合わせたりしないように。

ASDであり、
愛着障害でもある私は、
人間関係の距離感が上手く掴めずに、
近づき過ぎたり、
離れ過ぎたりして、
相手を不快にさせてしまうことが、
あるけれど。

少なくとも転勤のご挨拶にきて、
なぜこれくらいの関係性で、
わざわざ挨拶にきたのか、
訝しがられたとしても、
不快に思われるようなことは、
決して無いはずだから。

そう思って、
ご挨拶に行くのが怖くて、
行かなくていい理由を、
いっぱい探してくる自分の思考に、
ウッカリ流されないように気をつけて、
意を決して、
ご挨拶に行ってきました。

最初にご挨拶に伺ったのは、
パティシエさんだったため、
私はその人のお店にご挨拶に行き、
お菓子を購入して帰りました。

購入したお菓子

そして、そのお菓子を手土産に。

もう1人のお得意様のところへ、
ご挨拶に行ってきました。

そのお得意様は、
私がお菓子を差し上げると、

「転勤先でも頑張ってね」

と言って、
握手をしてくださいました。

私の担当からは、
もう離れてしまっていたけれど、
お2人ともまだ、
私の顔を覚えてくださっていて、
私が転勤することを、
とても残念がってくださって、

勇気を出してご挨拶に伺って、
良かったと思いました。

そして、
そんなに頑張った自分へご褒美。

ご褒美のケーキ

お得意様のところで、
自分用に購入したケーキ。

とっても美味しかったです。

愛着障害を抱えている人は、
人と関わることに、
臆病になりがちだけれど。

人からつけられた心の傷は、
人の温かさでしか癒せないから。

ちょっとずつ、
勇気を出して関わっていけたらいいな、
と思います。