愛着障害

母と私の距離感の限界

相手への気遣い

母と私は、今でこそ、
相手を思いやることが出来ていますが、
元々、母は私に対して、

「お前のことは理解出来ないから放っておく」

という言葉を言うくらい、
ASD(自閉スペクトラム症)の、
私の取り扱いに困っており、
唯一の味方だと思っていた母から、
そんな言葉を言われた私は、

布団をお母さんに見立てて寂しさを紛らわしていた子供

だったため、
決して仲の良い母娘ではありませんでした。

私と母が良好な関係になれたのは、
私が自分の誕生日を、

「産んで育ててくれたことに感謝する日」

だと捉えることにして、
自分の誕生日を、
忘れている(覚えていない)両親に対し、
毎年感謝の言葉を伝えるという、

関係を改善するための具体的な行動

を実践し続けたからでした。

母との電話

そのため、以前母からは、

「お前と話すのが一番楽しい」

と言ってもらうことが出来て、
私は両親との関係改善を、
やり切ったのだと感じ。

父親が亡くなった時に、
一遍の後悔もありませんでした。

ただ、そこまでやり切って、
自分の心の中での、
ワダカマリは無くなったとしても。

そこは、
生まれながらに仲の良かった親娘のように、
なれる訳ではありません。

幼なじみと、
高校生から友達になった人間とは、
相手への理解度と心の距離感が違う。

といった表現が、
一番近いでしょうか。

私と母はこうしてあげたら喜ぶだろうと、
相手を思いやることは出来ても、
そこには相手に対する遠慮や気遣いもあり、
心から自然に、
相手を思いやったり、
相手に対する行動が取れる訳ではありません。

相手への気遣い

そのため、
私が実家に泊まる時にはいつも、
私が寝る部屋と母が寝る部屋は、
別々だったのですが、
今回の父の3回忌では、
兄と実家に泊まる日が被ってしまい、
寝る部屋が足りなくて、
私と母が同じ部屋で、
寝ることになりました。

そうしたら…

お互い眠れない

という事態に陥ってしまいました。

前回、娘と孫を連れて泊まった時には、
夜泣きする、
まだ赤ちゃんの孫(母にとってはひ孫)の、
泣き声に全く気づくことなく、

「睡眠薬のお陰でぐっすり眠れた」

母は普段から夜眠れないと言って、睡眠薬を常用しています。

と言ってくれた母が、
私と同じ部屋で寝ることになったその日、

睡眠薬を飲んでも眠れないと言って、
夜中に2度ほど起きて焼酎を飲んでいました。

焼酎
(そのことに気付いていた私も、当然眠れていませんでした)

このことで、
私と母の距離感は。

昼間は一緒でいいけれど、
夜はお互い別々に寝るのが一緒にいる限界

なのだと、
つくづく感じました。

何となれば私は。

その次の日にあまりに寝不足で。

実家から家に帰る途中のコンビニの駐車場で、
眠った時には熟睡出来たので。

コンビニの駐車場

人の目よりも、車という密閉された空間に1人でいることの方が大事なようです。

いつも一緒にいるばかりが、
親孝行ではないから。

お互いがお互いを大切に出来る距離感で、
これからも無理せず、
母親孝行をしていきたいと思います。