私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。
前回の記事はこちら→マルトリートメントと私16.小学校入学
※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。
裏切られた期待
小学校の入学式で、
自分以外の子供は皆んな、
お互いが顔見知りのようでしたが、
そんなことは私は気にしていませんでした。
皆んなと仲良く過ごせると信じて疑わなくて、
入学式で教わった歌のとおりに、
友達が100人出来るだろうかと、
そんなことにドキドキしていました。
けれどそんな私の期待は、
ほんの数日で裏切られました。
先生がいない間に、
私が一人でトイレに行って戻ってくると、
私の机から3人の男の子達が、
私の笛を取り出して、
ある一人の男の子に渡そうとしていました。
私以外の生徒は皆んな教室にいて、
その光景を黙って見ていました。
その男の子達を止める子供は、
一人もいませんでした。
その光景があまりにもショックで、
私が手を震わせながら
「何をしてるの!!」
と大きな声を上げると、
男の子達は笛を渡そうとしていた、
一人の男の子を見ました。
その男の子は私をみてこう言いました。
「あんたのお母さんが間違えて、
俺の笛にあんたの名前を書いたんだ!!
だから、この笛は俺のものなんだ!!」
私には、
その男の子が何を言っているのか、
サッパリ分かりませんでした。
私がこの教室の子供達と、
親を交えて会ったのは、
小学校の入学式の時が、
始めてのはずだったからです。
それまで会ったこともないその男の子の、
入学式前に用意していた笛に、
私のお母さんが間違えて私の名前を書くなど、
あり得ないことでした。
私は、
その子が何か勘違いをしていると思いました。
私とその男の子は同じ苗字で、
たまたまそのクラスには、
同じ苗字の子供が私を含めて4人いたのです。
私以外の同じ苗字の子供は全員男の子で、
家も近くで、
小学校に上がる前から友達だったようでした。
その男の子の言い分を聞いて、
私の笛を盗ろうとした男の子達にも、
もちろん腹は立ちましたが、
それを黙って見ていた他の生徒達にも、
私はゾッとしました。
この教室に私の味方はいない。
私は入学して数日にして、
誰も知らないこの教室で、
1人孤立していることを知りました。
けれども私は、
大好きなお母さんを守りたい思いから、
お母さんが間違えたなどという、
言いがかりをつけてきた、
この男の子が起こした事件について、
担任の先生やお母さんに相談することが、
出来なかったのでした…