私の成育歴

マルトリートメントと私23.先生からの無視

小学校の先生
私がなぜ、自分の生育歴を振り返るようになったのかは、私が自分の成育歴を振り返ることにした理由をご覧ください。
私の成育歴の記事一覧は、愛着障害に関する成育歴にあります。

※自分の記憶に基づいて書いているため、事実と違っている可能性があります。

ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性のために、
皆んなと同じ行動をとる事が出来ず、
先生からは反抗的な生徒とみなされてしまった私は、
小学校2年生の時には、
担任の先生から授業でも無視されるようになりました。

ことの発端は、
絵を描く授業の時に、
私がASDの特性からこだわったものに対して、
先生が一方的に私の気持ちを無視した指示をしたため、
私は納得がいかなかったものの、
自分の気持ちを上手く言葉にすることが出来ず、
そのイライラも相まって、
誤学習した自分の意見を伝える方法として、

「泣いて怒って暴れる」

といった行動をとった私が、
自分の描いた絵をビリビリに破った結果、
先生は私を一切無視して授業を進め、
教室の後ろの壁に皆んなの絵を貼った時に、
私だけ何も貼りだされない、
という状況に陥りました。

それ自体は自分の行ったことだったので、
仕方のないことだったのですが、
先生はその後も、
教室の後ろに貼りだしたその子の絵の場所に、
さらにその子の書いた、
ペン習字や硬筆や別な絵などを、
上に重ねるように貼っていったため、
最初の絵が貼られていなかった私の、
ペン習字や硬筆や別な絵などは、
貼る場所がなく、
集められたまま、放置されていました。

私は先生から放置された自分の作品を、
誰にも見られないようにそっと回収して、
自分の机の中にしまいました。

その状況に気付いた同級生が、
先生に声をかけたのですが、
先生はその子を睨み付けたために、
その子は黙ってしまいました。

そこまでは自分のやったことなのだからと、
辛くても我慢していたのですが、
国語の授業参観で、
スクリーンに映した生徒の発表を、
先生が一人一人読み上げていって、
私の発表だけ先生が飛ばした時には、
さすがに顔が強張ってしまいました。

先生のとった行動はあからさまで、
私の発表だけが読み上げられなかったのは、
同じクラスの子供達も、
授業参観にきていた同級生のお父さんお母さんも、
そして何より授業参観に来ていた私のお母さんも、
気付いたはずでした。

その発表は、
5人の班ごとにスクリーンに映し出されていたため、
一人一人の意見がとても大きく表示されていました。

私の発表だけ見落とすなど、あり得ないことでした。

現に私の隣に座っていた同じ班の子供が、

「じゅんちゃんのだけ、先生読み上げなかったよね?」

と私に小さな声で聞いてきた位、
とても大きく名前まで表示されていたのです。

私は以前から、
自分の作品だけ教室に貼りだされなかったために、
その先生に無視されているような気はしたのですが、
それは自分が最初に絵を破いてしまい、
貼る場所がなくなったからだ、と思っていました。

だから、それは自分の自業自得なのだと、
悲しいけれど耐えることが出来ていました。

けれど、今回のことは違いました。

私はちゃんと授業を受けていたし、
せっかく授業参観に来てくれた母に、
いいところを見せたい、とも思っていました。

でも、いいところを見せるどころか、
担任の先生から無視されているという状況を、
母親に見せることになってしまいました。

そのことが、私は辛くて辛くてたまりませんでした。

母親は私に対して何も言ってきませんでしたが、
教室に私だけ作品が貼りだされていないこと、
発表を私だけ読み上げられなかったことを、
どのように思っているんだろうと、
気が気ではありませんでした。

私はその夜、担任の先生に提出する日記に、

「どうして私の作品だけ貼ってくれないのですか?
私が嫌いだからですか?」

と精一杯の自分の気持ちを綴りました。

自分のことを嫌いなのかと文字にするのが、
辛くてたまりませんでしたが、
お母さんに悲しい思いをさせる方がもっと辛いと思い、
私は勇気を出してその日記を提出しました。

その日記を読んだ先生は、

「貼ってほしいならそういえばいいじゃないか!!」

と私に文句を言ってきました。

私は作品を集められても、
最後にいつも放置されていたことを、
やっぱり上手く先生に言えずに黙っていました。

先生は私に今まで貼らなかった作品を提出させると、
私に悪態をつきながら、
教室の後ろの壁の一番隅に、
私の今までの作品を貼ってくれました。

先生はとても不愉快そうに怒っていました。

そんな担任の先生の姿を見ながら、
これでこれから作品を書いた時に、
自分の作品だけこっそり机に隠さなくていい安堵感と、
生徒を無視する先生という、
醜悪さに対する嫌悪感に苛まれ、
複雑な思いを抱いていたのでした…

マルトリートメントと私24.破かれた日記に続きます。