過去に2人の人間が心を壊した仕事を任された私が心掛けたこと
私が今働いている支社では、
私が就いている係長という役職に、
女の人が就くのは初めてです。
そして。
私が知っている限り、
この支社でこの役職に就いた人間のうち、
12年の間に2人が、
心を壊して休職しています。
その2人のうちどちらも、
上司の係長への仕事の割振りが多すぎて、
心が潰されてしまったことを、
私は知っていました。
今の私も、心が潰されてしまった彼らと、
同じ状況にいます。
とにかく割振られる仕事が多い!
俺様上司はリーダーシップはあるものの、
細かい事務仕事は嫌いなため、
本来は上司がやるはずの仕事まで、
私に回されてきます。
私は仕事中、
無駄口をたたく人間ではありませんが、
どんなに精いっぱい働いても、
とても定時には終わりません。
上司の意向で、
4月には仕事に慣れた5人の部下のうち、
3人が転勤してしまいます。
今の仕事量を持たされたまま、
さらに部下の育成まで任されては、
とても身が持ちません。
私は仕事に対するプレッシャーで、
朝から息苦しさを感じていました。
そんな私の様子を見ていた、
入社6年目の女の子が、
私にこんなことを言ってきました。
「係長も潰れたらどうですか?」
彼女は私より2代前の係長が、
潰れていく姿を、
目の当たりで見ていた子でした。
彼女に一体、どんな意図があって、
私にそんな言葉をかけてきたかは、
分かりませんでしたが、
息苦しくて、手が震えて、
目眩がするといった、
神経症の症状が出てきていることを、
感じていた私は、
彼女にこんな風に答えました。
「そうだね、私ももう潰れそうだね」
その言葉を彼女が、
本気にとったのかどうかは分かりませんが、
「えーそうなんですかぁ?!」
などという軽い言葉と共に、
この会話は終了しました。
私は、上司が自分に対して、
圧力をかけてきた時に、
心に決めていたことがありました。
「無理をして頑張らない」
それは、過去に心を壊して、
突然休職してしまった同僚の仕事が、
突然自分に振られて、
とても苦労した経験から、
心が壊れるくらい無理して頑張って、
突然働けなくなるよりも、
無理な仕事は無理だとはっきり伝えて、
自分に出来る範囲で、
毎日出勤して精いっぱい働いた方が、
結果的に、
周囲に迷惑をかけないと感じたことが、
大きく影響していました。
だから私は、自分を守るために、
今日の自分のように、
心のプレッシャーが、
身体の異変として現れたら、
無理して笑ったり、誤魔化したりせずに、
はっきりと具合が悪いと態度に現して、
自分はダメかもしれないと、
言葉にして周囲に伝えることにしていました。
私は自分が不安を持ちやすく、
思い詰めてしまう性格であることを、
知っていたからです。
ストレスに強いか弱いかと言われたら、
自分が弱い人間だということを、
知っているからこそ、
私はこのような対策をとることにしたのです。
そのかわり、元気な時には、
とても一生懸命、精いっぱい働きます。
いつもいつも、元気なく働いていたら、
周囲の人間は、
それを当たり前だと思ってしまい、
自分が本当に潰れてしまいそうな時に、
気付いてもらえないし、
本気にしてもらえないからです。
自分の心が限界ギリギリだと感じた私は、
所用を作って、
事務所から外に出ることにしました。
これは、昔の私には出来ないことでした。
時間が足りないくらいに、
仕事に追われている時に、
休憩を取る時間があるなら、
少しでも仕事を進めなければいけないと、
以前の私は考えていたからです。
でも、この考え方こそが、
自分をとても追い詰める考え方だと、
気づいた私は、
こんなに仕事が忙しい時ほど、
無理をして頑張って、休職した方が迷惑がかかる。
と自分に言い聞かせて、
自分に休息を与えるようにしていたのでした。
その甲斐、あってか。
気分転換に事務所の周囲をお散歩した私は、
春のような暖かな太陽の光を浴びたら、
空の青の美しさに気がつくことが出来て、
そんな周囲の美しさに、
気が付けるようになったら、
心が少しホッとすることが出来て、
あんなにグラグラと揺れていた目眩も、
手の震えも落ち着いてきて、
私は事務所に戻る頃には、
かなり元気を取り戻すことが、
出来ていたのでした。
自分を休ませてあげた結果
私が上司からかけられた、
仕事のプレッシャーで発症した、
息苦しさや手の震え、
目眩といった、
神経症の症状を緩和するために、
あえて仕事時間中に、
用事を作って事務所を抜け出し、
20分ほど、
自分を仕事から離れた別な場所で、
休ませてあげて事務所に戻ると。
終わりが見えなかったのですが。
残業は1時間だけ!!
と心に決め、
それ以上は仕事が途中でも帰宅しました。
その、おかげか。
いつもは時間が無いと、
コンビニ弁当を食べるところ、
その晩はちゃんとご飯を炊いて、
ささやかながら、
自分のために簡単な料理をして、
栄養をとって、
いつもより1時間だけ早く、
眠ることが出来て。
そうしたら、
次の日の朝に出勤した時の、
元気がまるで違っていて。
昨日帰宅した時と、
朝出勤した時の、
溜まっている仕事量は一緒なのだけど。
昨日帰る時にはいつ終わるんだろう、
という気持ちで見つめていた仕事の山が、
今朝見た時には、
何とかなるような気がしてきて、
実際、今日は、
前からやろうと思っていた仕事を、
2つ終わらすことが出来て、
更に、プライベートでも、
気になっていた案件を1つ、
終わらせることが出来てしまったのでした。
昨日、20分ほどの休憩を、
自分に取らせてあげたことで、
私の心が少しだけ、
元気を取り戻したおかげで、
出来ないという視点から、出来るという視点に心が変化して
出来るという視点から行動出来たことで、
実際に色んなことを、
片付けることが出来たのでした。
本当に心が疲れ果ててしまっている時には。
かえって自分の心を追い詰めてしまう、
ポジティブシンキングや、
アファメーション(肯定的な断言)は逆効果。
だって、
自分の心が疲れ果ててしまっている時に、
いくら物事を良い方向に捉えようとしたり、
自分は出来る!
などと唱えて自分を奮い立たせようとしても、
本心では絶対に、
そんな言葉を信じてなどいないから。
物事をよく捉えようとして、
私達の思考が操作出来るのは、
ほんの10%の顕在意識。
残りの90%は、
自分が意識的に変えることが出来ない、
無意識の領域で。
10%の顕在意識と90%の無意識(本心)が綱引きしたら、
90%の無意識が勝ってしまうのは当然のこと。
だから、心が疲れ果ててしまったら。
無理矢理自分の思考を良い方向に変えようと、
さらにエネルギーを使ってしまうよりも。
自分の心と体を休ませてあげて、
何もしないことで、
エネルギーをチャージした方が、
物事は上手くいくのだと思う。
体が元気なら、
心は自然と明るい方を向くものだから。
体が先、心が先、ということはなくて。
心と体はいつも連動しているから。
体が疲れているなら心から元気にしてあげてもいいし、
心が疲れているなら体から元気にしてあげてもいい。
結果は、同じ。
勤務時間内に仕事がはかどったおかげで、
今日はなんと10時には眠れそう。
疲れ果てて眠るんじゃなくて、
元気にこんな早い時間に眠れるなんて、
いったい何週間ぶりだろう??
意図的にとった休憩がもたらしてくれた、
私の幸せなお家時間。
大切に、大切に使おうと思います。
もし、このブログを、
読んでくれているあなたも。
昨日の私のように、
仕事のプレッシャーで、
潰れそうに感じているとしたら。
あなたもきっと、
とても真面目な人なのだと思います。
だから、忙しい時に休むことなんて、
とても出来ないと、
思ってしまうかもしれないけど。
あなたが僅かな時間の休憩をとることで、
働き続けられるなら、
その方がずっといい。
昨日の私のように、
少しの間、自分を休ませてあげることで、
今日の私のように、
また働く意欲が湧くのなら。
正々堂々と、自分を休ませてあげましょう。