昨日は、
会社の各部署の役員の方々を集めた、
会議があって。
私が司会進行役を務めました。
これは定例会議で、
3ヶ月に1回開かれるものなのだけど、
私が自分で会議室を押さえて、
役員の方々の日程を調整して回る、
ほぼ全て私が1人で主催する会議になります。
昨年の4月に今の役職についてから、
この会議の司会をするのは、
これで2年目(8回目)になるのだけれど、
会社の副支社長も出席するこの会議は、
私にとっては未だに慣れず、
とても緊張するものとなっています。
そしてまた私が、
人前で話すのは緊張するくせに、
ASD(自閉スペクトラム症)や、
インディゴチルドレンの特性を発揮して、
今までやったことがないことを、
提案したりするので、
会議は時々、紛糾したりします。
(辛いならやらなきゃいいのに、やってしまうのが特性たる所以)
で、例によって。
昨日の会議も、
私が前例の無い提案をしたことに対して、
反対意見が出されてきました。
今までの私だったら、
自分の提案を何とか通そうとして、
そこで必死に、
相手を説得する行動に出ていたと、
思うのだけど。
つい先日、
初めて課長に連れられて参加した、
支社の課長クラスの会議で、
副支社長の意見に対して、
ある部署の課長が全く自分の意見を曲げず、
会議の終了時間が1時間も延長し、
結局、副支社長がその課長に対して、
「こういう時は、会議で論争し合うんじゃなくて、
"検討します"と言って持ち帰ればいいんだよ」
と言われたことがあって。
そのことが頭にあった私はとっさに、
自分に反対意見を出してきた相手に対して、
「持ち帰って上と検討させていただきます」
と返答したところ、
相手の方も、
自分の意見を聞く姿勢を見せた私に対して、
溜飲を下げてくれて、
会議がいつもよりスムーズに進み、
なんと副支社長が、
私のフォローをしてくれる場面までありました。
(とっても有り難かったです)
初めてのことを嫌うASDである私は、
今まで参加したことのない、
支社の課長クラスの会議に参加するのは、
本当は嫌だったのだけど、
先日の、
課長クラスの会議に参加していて良かったと、
心の底から思いました。
でなければASDの私は、
自分の意見に固執して会議を紛糾させ、
そして副支社長からフォローされることは、
無かったでしょう。
これは課長クラスの会議に参加して、
副支社長の言葉を聞いていたからこそ、
出来た対応でした。
そして会議から反対意見を持ち帰って、
冷静に考えてみたら、
相手の方の意見の方が、
より良い案だと思えるようになりました。
これは自分の提案への執着から離れて、
冷静に俯瞰出来るようになったからこそ、
思えたことだと思います。
私は今まで参加したことが無かった、
新しい会議に参加することで、
新しい視点と対応の仕方を、
学ぶことが出来たのです。
慣れたところから離れて、
新しい環境に飛び込むことが、
定型発達者よりも怖く感じるASDには、
大きな挑戦になるけれど。
自分の視野が狭いASDほど、
新しい環境で自分の視野を広げることが、
必要なのだと思います。
自分の視野が広がれば、
生きやすさもアップするから。
怖かった新しいことに挑戦したら、
私にはこんな良いことがあったから。
あなたが新しいことに挑戦した時もきっと、
ステキな良いことが待っているはず。
それを信じて。
あなたも明日、
何か新しいことに挑戦してみませんか?