セラピー/カウンセリング

迷いが晴れた日

青い空と雲

ここ最近、
ずっと悩んでいたことがありました。

ちょうど同じくらいの時期にはじめた、
サイコセラピー講座と
アスペルガーセッション。

この2つは似ているようでいて、
生きづらさの原因として、
扱うものが根本的に違うので、
その2つを同時並行でやっていくのは、
良くないんじゃないか、
と感じていました。

私には、
結構可哀想だと言われる生育歴があります。

物心ついた時から実の父親に、

「お前のせいで母さんは死にかけた、
母さんが体が悪いのはお前のせいだ」

と言われて育ってきました。

私はその言葉をそっくりそのまま信じて、
20歳で自殺未遂をするまで、
父親にそうやって責められ続けて、
自分が苦しかったことを、
母親に言うことが出来ませんでした。

そんな子供の心を傷つけるのが、
平気な父親からされた出来事は、
本当に様々で、

「生育歴に問題がある。
あなたは愛情を知らない」

と言われたら、
そのまま納得してしまうような、
幼少期を過ごしていました。

興味のある方は『愛着障害に関する成育歴』の中の目次から、私の成育歴をご覧ください。

でも、だからといって。

私の今の性質が、
成育歴せい、
だけとも言えませんでした。

なぜなら親戚のおば様達から、
赤ちゃんの頃に

「とても可愛らしいお顔」

と言われていた私は、
幼い私が、
自分でやろうとして、
上手くできないことを、
手伝おうとして、
おば様方が手を出そうとすると、

「やん、もうっ!!」

と言って怒って嫌がっていたため、
赤ちゃんの頃から、
「気難しい子」
と思われていたそうだったからです。

自分がこだわるものには何者をも触れさせない

そんな子どもだったそうです。

自分の生きづらさの原因が、
本来の性質としても、
生育歴としても、
どちらにも当てはまる私。

片方のセッションをやると、
片方のセッションが、
の効果を阻む感じがして、
でも自分が、
どちらのセッションを優先した方が、
生きづらさを解消できるのか分からなくて、
どっちつかずでずっと悩んでいました。

でも、今日フッと、

「これだけ生きづらい人生でも、
今の人並みに生活できる自分があるのは、
とても自分が守られていたからだ」

と思いました。

そして、ずっと、
自分がどっちのセッションを、
優先した方がいいか悩んでいた時には、
自分の内に籠りすぎて気づかなかった、
とても美しい空の雲に気づきました。

波なみとずっと続く雲を見ていたら、
とても気持ちが、
大きくなったような気がして、

「私は美しいものを、
美しいと感じられる心のままで、
生きていきたい」

と思いました。

そうして、子どもの頃の自分は、
その通りのままの心を持っていた、
と思いました。

決して、
可哀想な子どもであっただけではなく。

自分が傷ついても、
悲しくても嬉しくても楽しくても、
いつも世界の美しさを、
みることが出来ていた私。

その自分を取り戻す方法を探しているのだ、
と思いました。

だからまず、私のやるべきことは。

どの方法だったとしても、
自分が思っていること、
感じていることを臆せずに伝えること。

方法に自分を合わせるのではなく、
自分がどんな人間が伝えた上で、
相手が受け入れてくれるか、
くれないかに怯えないこと。

小さな自分の考えの中に、
閉じこもっていた時には、
途切れてしまっていた、
不思議な皆さんとの繋がりが、
考えの外にでた今では、
感じることができるから。

ずっと傍にいてくれた、
不思議な皆さんの感覚。

これだけは私が、
どんなに道に迷ったとしても、
求めれば必ず感じられたもの。

大丈夫、大丈夫。

私はただ、
私という人間らしく生きていこう。