私は普段ブログには、
自分のASD(自閉スペクトラム症)や、
愛着障害のことを主に書いていますが、
HSP(とても敏感な人)の気質も、
持っている人間です。
(私のHSPの結果が知りたい方は、こちらをご覧ください)
そんな私のことを、
一番理解してくれているのは娘なのですが、
その娘は子どもの頃、
私と一緒にテレビや映画を観ている時に、
よく私の様子を横目で、
チラ見して確認していました。
それはなぜか、というと…
私がテレビや映画を観てよく泣くから。
小学生の娘の周りにいる大人の中で、
小学生でも泣かないような場面で、
私のようによく泣く大人は、
私だけだったらしく、
娘は友達のお母さん達の話を聞くたびに、
「うちのお母さんは何か違うぞ?」
と感じていたようです。
けれど、ただ泣くだけなら、
"涙もろい"と言って片付けることも、
出来るのでしょうが、
私にはもう一つ、
テレビや映画を観ている時に起こる、
とても厄介な反応がありました。
それは…
登場人物が何か大きな失敗をする場面を、
恥ずかしくて観ていることができない!!
というもの。
子どもと一緒に観ている時に、
そんな場面に差しかかっていくと、
私は子どもに向かって、
「ゴメン!お母さん、これ以上観るのムリ!!」
と言って、
その場から離脱してしまっていました。
そして、つい最近、
そんな私の反応について娘から、
「お母さんのあの反応には、
共感性羞恥という名前があるらしいよ」
と教えてもらいました。
単に恥ずかしく感じたら、
誰でも陥ると思っていた自分のその状態に、
名前があることを知って、
私は慌ててネットで検索しました。
すると2016年に
『マツコ&有吉の怒り新党』という番組で、
この感覚が話題になっていたと知りました。
そして、この感覚を持っているのは、
10人に1人の割合
だということも知りました。
私の中には当たり前にあった感覚だったため、
皆んなが経験していることじゃないんだ!!
ということに驚きました。
私はとことん、
マイノリティ(少数派)みたいです。
でも、以前ならきっと、
単なる"とっても恥ずかしがり屋"と思われて、
一蹴されていただろう
、こんなマイノリティな感覚が、
こうやって一つ一つ、
認知されていくのは嬉しい限りです。
ラベル(認知する名前)があったら、
こうやってSNSで発信することが出来て、
そうしたら、
自分と同じような感覚を持っている人と、
繋がることが出来て、
自分が1人ではないと感じることが、
出来るから。
自分の性質がこうやって研究されて、
紐とかれていくのは面白いです。
私も自分のマイノリティな感覚を、
いっぱい自分で研究して。
自分の性質に一番詳しい、
自分のプロに、
なっていこうと思います。