先週私は、
アサーション・トレーニングというスキルを、
2日間にわたり学んできました。
アサーションとは何かというと、
自分も相手も大切にする、
コミュニケーションであり、
アサーティブとは、
自分も相手も大切にした自己表現で、
アサーティブな発言では、
自分の気持ち、考え、信念などが、
正直に、率直に、
その場にふさわしい方法で表現されます。
(平木典子著「アサーション・トレーニング」より一部抜粋)
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つまり、
アサーティブな自己表現を身につけると、
「口にする言葉と思いが一致している」
ということが起こります。
これが、
発達障害者とコミュニケーションを取る上で、
とても良い効果があったという例を、
講座の先生から教えていただいたのですが、
私はその話を聞いて、
ASD当事者の立場から、
「それは助かる!!」
と思ってしまいました。
それは何故かというと…
人はえてして、
自分の気持ち通りの言葉を口にしません。
「全然怒ってないよ」
と言いながら実は怒っていたり、
言いたいことを口にせずに、
不機嫌な態度を取ることで、
自分の機嫌の悪さを伝えようとしたりします。
このような非言語(態度)によるアプローチは、
定型発達者にとっては、
普通に使われている自己表現方法であり、
定型発達者同士であれば何の問題もなく、
相手の気持ちを汲み取れるかもしれませんが、
「言葉の裏を読み取れず、言葉を額面通りに受け取る」
特性を持っているASDにとっては、
とても高度な能力を、
要求されていることになります。
(ASDの特性についてはこちらもお読みください)
身近にASDの人がいらっしゃる方は、
ASDの人間に対し、
気持ち通りの言葉を口にせずに、
「相手が理解してくれない」
と嘆いたことが、
少なからずあるのではないでしょうか?
私も小学生の頃に、
母の本心と違う言葉を真に受けて、
たいそう怒られたことがあります。
(怒るくらいなら何で言うんだろう?と思っていました)
社会経験を積んで、今でこそ、
非言語によるアプローチに、
対応している私ですが、
「海外で暮らしている、ある程度英語が話せる日本人が、
それでも母国語以外に晒されることで感じるストレス」
程度のものは、
毎日受けていると思っています。
そのために私は、
他の人達よりかなり疲れやすく、
職場で人と関わることが多かったりすると、
家に帰り着いたら疲れ果てて動けなくなる、
という状態に陥ったりします。
だから。
「口にする言葉と思いが一致している」
というアサーティブな発言は、
余計な気遣いや推測を必要としないため、
とてもいいな、と思いました。
特に私は、
相手の気持ちはある程度感じ取れるのですが、
相手にどのように応対したらよいかが、
分からないため、
「どうして欲しい」
という要望を正直に言ってもらえたら、
とても助かると思ったのです。
ASD当事者が、
人とコミュニケーションを取るために、
努力することはもちろん必要だと思うけど。
コミュニケーションは、
決して片方の努力だけでは成立しない
ものだから。
もしも、発達障害者(ASD)と、
円滑なコミュニケーションを取ることを、
望んでいる人が、
このブログを読んでくれているのなら。
こんな事例があったことを、
知って欲しいと思い、
講座で教えていただいた話を、
シェアさせていただきました。