幸せになる方法

自分の心をケアする方法は持っていた方がいい

哀しみを堪える子供

昨日、職場で、

その人が担当の仕事を振ったら"あなたの仕事だ!"とキレられる

という、
私にとってはまさに理不尽だと感じる内容で、
同じ部署の人から、
怒り口調で激しく責め立てられた私は、
とっさに言い返す言葉が浮かばず、
とても悔しい思いをしました。

ちなみに私が業務分担を勘違いしているのかと、
同じ部署の他の人にこの出来事を話したら、
やはり"それはその人の仕事"だと言ってくれました。

そんな、理不尽な態度をとられて、
私は悔しくて泣きたい気持ちになりましたが、
それでも職場の雰囲気を悪くしないよう、
私はその後も、
なるべく職場で笑顔でいるように、
頑張りました。

笑顔で働く女子
(悔しくて泣きたい思いをグッと我慢)

でも、そのキレてきた相手に対しては、
笑顔を作ろうとしても、
やっぱり顔が強張ってしまいます。

同じ事務所の中で働いているため、
キレてきた相手と私は、
その後もしょっちゅう顔を合わせました。

最初はなんとか、
笑顔を作ろうと努力していた私も、
自分の心が怖がっていて、
どうしても笑顔になれなかったため、

「今日はこの人相手に普通に振る舞うのは無理」

と、とうとう諦めて、
かわりにその人と、
関わらないように努めました。

私の心の中にはその時、
とても大きな怒りの気持ちと、

怒りの炎
その人にキレられたことに怯えて、
ビクビクしている子どもの私の気持ち、

哀しみを堪える子供
が共存していました。

怒っている人がいるとずっと怯えてしまうのは、
子供の頃のマルトリートメントの影響が大きいと思います。

ASDの特性から私は、
何度も何度も悔しかった場面を頭の中で、
まるで今、
その時の出来事が起こっているかのように、
リピート再生してしまいます。

その状況が家に帰っても続いていたため、
私はこの状況を打開する、
ある心理療法を試してみることにしました。

それは…

頭の中で繰り返されるその状況を、
自分が本当にしたかった行動に置き換える

というもの。

最初、私は頭の中で、
その悔しかった状況が繰り返されるたび、

「キレてきた相手に文句を言い返している自分」

を頭の中でイメージして、
実際に声に出して文句を言いました。

脳はイメージと現実の区別がつかないので、
そんなことを繰り返していると、
実際に相手へ文句は言っていないものの、
やっぱり心はスッキリしてきます。

そうやって、
自分の心の中の怒りを、
鎮めることが出来た私は、
今度は自分の心の中の怯えている子どもを、
安心させてあげることに努めました。

これには以前のブログで紹介した、
自分の心の中の子ども(インナーチャイルド)を、
安心させてあげるというイメージを、
怖さを感じるたびに行いました。

インナーチャイルドの癒し

そうしたら昨夜は、
すっかり心が落ち着いて、
ゆっくり眠ることが出来ました。

心の中の不安や怖さを放置していると、
私は夜、そのことが気になって、
眠れなくなってしまうのです。

しっかり睡眠をとって、
元気に出勤した今日。

私は昨日の出来事について、
何も触れなかったのですが、
昨日、私に、
"あなたの仕事だ!"とキレてきた相手が、
今日、その仕事を自分からやり出しました。
(私は最後まで、その人と関わらないように努めました)

家に帰る時には、
昨日私にキレたその人から声を掛けられて、
職場で配っていて余ったお弁当を、
いただいてしまいました。

片寄ったお弁当(歩いて持って帰ったら片寄ってしまいました)

心を昨日のうちにちゃんとケアしていた私。

昨日キレられた相手から声をかけられた時に、

「いりません!」

なんて嫌な態度を取ることなく、

「ありがとうございます」

と普通に笑顔で言えるようになっていて、
本当に良かったです。

毎日顔を合わす相手と、
いがみ合って過ごしたくはないですから。

大人になったら、
誰も私の心のケアなんてしてくれないから。

自分で自分の心をケアする方法を、
たくさん持っておくと、
社会で生きていくのがラクになります。