社会との関わり方

今日、私が頑張ったこと

笑顔で働く女性

私の仕事はかなり、
時間に拘束される仕事です。

さらにお金を扱うため、
自由に席を空けることはありません。

なので、
本日の営業所全体で行う清掃も、
上司の許可をとって、
事務所に1人居残っていました。

そうしていたら、
最近私と揉めている部下ともう1人が、
皆んなより先に、
事務所に戻ってきました。

何で2人だけ早いんだろう、
と思っていたら、
揉めている部下から、

「係長も所長の訓示、
ちゃんと聞かなきゃいけないんじゃ
ないんですか?」

と言われました。

その言い方はトゲトゲしくて、
明らかな悪意があって、
もう1人いた女性が、
苦笑いする位のもので、
私も一瞬で頭に血がのぼり、
物凄い怒りのエネルギーが、
身体中を駆け巡るのを感じました。

でも、その部下が、
言葉を発してすぐ、
事務所を出ていったこともあって、
私はしばらくじっと、
その怒りのエネルギーを感じながら、
部下の言った言葉を考えました。

事務所の窓の外では、
営業所長が話をしている姿が見えて、
確かに、
事務所を無人にする訳には、
いかないけれど、
2人が帰ってきた今だったら、
参加出来るな、
と思いました。

2人は私のような、
総合職採用とは違うため、
色んな社の会議から外されていて、
所長の訓示も、
外されていたようでした。

私は、
彼女の言葉から悪意を抜いて、
もう一度その言葉を、
見つめました。

そうしたら、
確かに彼女の言う通りだな、
と思いました。

私はもう1人、
事務所にいた女性に向かって、

「次からこんな時は、
私は会議に参加してくるので、
留守番をお願いしますね」

と言い、
私と揉めていた部下が、
事務所に戻ってきた時には、

「教えてくれてありがとうございます」

と努めて優しい言い方を心がけて、
お礼を言いました。

その部下は、

「いえ」

と私の方を見ることもなく、
答えて自分の席につきましたが、
その後に、
仕事のことで私が彼女に話しかけた時には、
ちゃんと私の方をみて、
話を聞いてくれました。

私はその時も、
彼女の間違いを指摘したので、
また反発されるかもしれない、
と思いながら、
心を強くしていったのですが、
彼女は謝りはしないものの、
自分の間違いを、
すんなり認めてくれました。

そして、今まで、
私に何も言わずに仕事を進めていたのに、
その書類をどうするか、
ちゃんと報告してくれました。

そして別な質問をした時には、

「教えてくれてありがとうございます」

と頭を下げた私に、
無言で頭を下げ返してくれました。

私が今日心がけたのは、
理想の自分でいることだったのですが、
相手の態度が軟化してくれるという、
嬉しい副産物が、
付いてきてくれました。