幸せになる方法

ASD(自閉スペクトラム症)や愛着障害者が幸せになるには?

王子様を夢見る女の子

人付き合いの苦手なASDの私。

でも、人付き合いが苦手だからと、
避けてばかりいては、
会社で快適に過ごすことは出来ません。

なぜなら、以前の記事でも書いたけれど。

皆んなと同じことを聞いても、
皆んなと同じように受け取らないASDは。

その人の知能の高低に関係なく、
勘違いや人と違う思い込みで、
間違ってしまうことも多いため、
人の助けが必要になってくるけれど、

人と同じことが出来ない人間に気を配ってくれる
先生がいた学生時代とはって、
会社という組織の中では、
人間関係が出来ていない人間に対して、
助けようとしてくれる人は殆どいないから

です。

だから。

人の助けが必要な
ASD(自閉スペクトラム症)ほど、
自分を助けてくれる人間と、
良好な関係を築くことが必要

なのだけど。

これがASDには、
とっても難しいのです。

矛盾に悩む女性

そのため私は、
ASDの空気が読めないという特性と、
愛着障害で人が怖いという特性も相まって、
会社のどこの支社や営業所へ転勤しても、
自分を助けてくれる人間どころか、
必ずその職場のお局様に目をつけられて、
イジメに遭うという状況を、
繰り返してきました。

きっと、シングルマザーで、
子供を育てなければいけないという責任を、
負っていなかったならば、
私は今の会社をとっくに辞めていたでしょう。

眠る赤ちゃん

「私以外、この子には頼る人がいないのだ」
ただ、その気持ちだけでイジメに遭いながら働き続けました。

そして、気が付けば。

今の会社に勤務して、
25年の年月が経っていました。

私が職場の人達と、
良好な関係を築けるようになったのは、
自分がASDであり、
愛着障害だと気付いて、
発達障害専門カウンセリングに通ったり、
人とのコミュニケーションのとり方を学ぶため、
アサーション・トレーニングを受けたりした、
ほんの3年ほど前の頃からでした。

ここに至るまでの22年間は、
苦しいことの連続でした。

「私は社会に必要とされていない」

そんな無力感に苛まれて、
生きていたくないと思ったことも、
何回もあります。

それでも、私が生き続けたのは、
自分が育てなければ生きていけない、
娘がいたからでした。

機能不全家族の中で育ち、
マルトリートメント(虐待を含めた不適切な養育)
を受けて育った私には、
家族の愛情を娘に教えてあげることは、
出来なかったけれど。

逆に幼い娘から愛されることで、愛情を教えてもらいました。

自分を放置される悲しみは、
知っているから。

うずくまる子供

だから。

娘へ、衣食住を確保すること、
そして自分が与えてもらえなかった
学ぶ機会を与えてあげること。

"普通"の家庭の子供達が、
当たり前に受け取っているものを、
自分の子供にも与えてあげるためだけに、
必死で働いてきました。

私は自分と同じような状況の人間に、
出会うことが出来なかったから、
手探りでここまで生きてきて、
自分が幸せを感じて、
生きられるようになるまでに、
22年という歳月を、
かけてしまったけれど。

私と同じような境遇で、
同じように苦しみ悩んでいる方には、
もっと早く幸せに生きて欲しいと願います。

そのために、このブログで。

私が22年の間に学んできたことを、
少しずつ、
お伝えさせていただいています。

ただ、
私が自分が幸せに生きるために、
行ってきた方法は、

誰かが自分を幸せにしてくれる方法ではなくて、
自分で「幸せに生きる!」と決めて、
行動することが必要な方法です。

なぜなら、私は。

ずっと幸せになりたいと、
願って来たけれど、
私を幸せにしてくれる人は、
現れてはくれなかったから。

そして、知ったのです。

誰かが幸せにしてくれるのを、
待っているばかりでは、
いつまで経っても、
幸せになんてなれない、って。

王子様を夢見る女の子

だから、私は。

自分で幸せを掴み取りに行きました。

きっと。

家族に理解されないASDの方や、
もともと、
自分が幸せを感じられない理由が、
家族との関係性にある愛着障害さんは、
私と同じように、
幸せになるために家族の協力は、
得られないと思います。

でも、それでも幸せになれます。

その第一歩は。

幸せになりたいと願うこと。

なぜなら。

あなたは幸せになっていいのだから。

ASDの特性から、
社会に馴染めなくて孤立してしまい、
自分の存在価値を、
自分自身で、
信じられなくなってしまったとしても。

子供の頃に、
誰とも愛着を結べなかったために、
還る場所を持たなくて、
ずっとこの世界の中で、
独りで漂っているように感じていても。

あなたは幸せになりたいと、
願っていい存在です。

だから、まず願おう。

幸せになりたい!!

って。

その気持ちが。

あなたが幸せになる行動を起こす、
原動力になってくれます。

幸せを肯定する女の子